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ボランティアによる日本語教育のカテゴリーは?

カテゴリーにボランティアの項目がありません。ボランティアは趣味ではないと思いますが・・・。

Merry-akkii は、 現在、「越谷にほんご勉強会(越谷日本語勉強会)」に所属し、日本語教室で、外国からきた人たちに、毎週土曜日にボランティア(ボランテア)で日本語を教えています。いわゆるボランティアでの日本語教師をしているのです。彼らの母語は、ブラジルからの人たちはポルトガル語、その他の中南米からの人たちは、ほとんどがスペイン語、そして、中国語、韓国語、英語と多彩です。でも、「越谷にほんご勉強会」では、日本語で日本語を教えるという直接法といわれる教え方をするのが原則となっているので、外国語を知らなくても日本語の先生ができます。また、外国語を使って、いろいろ説明しながら教えることもできます。

学習者のレベルは、入門、初級、中級、上級、超上級と多彩です。日本の新聞の読み方や、敬語の使い方など、特別なメニューで勉強している学習者もいます。学習者の居住地域も広範囲で、越谷市(こしがやし)を中心に、足立区(あだちく)、八潮市(やしおし)、草加市(そうかし)、川口市(かわぐちし)、三郷市(みさとし)、吉川市(よしかわし)、松伏町(まつぶしまち)、春日部市(かすかべし)など様ざまです。

私が教えている南米からの日系の人たちは、出稼ぎ感覚で、日本に来ている労働者のようです。日ごろは、同国人と一緒に工場で働いています。そのため、日本語に接する機会がほとんどなく、また、日本語でコミュニケーションをとらなくても、さしたる支障がない環境におかれているようです。3~4年も日本に住んでいながら、日本語の簡単な日常会話すらできないでいる人が多いのです。

しかし、彼らが一歩、仕事場を離れると、そこは日本語が飛び交う異国人の世界のようです。彼らは、道を聞きたくても、それができないし、タクシーに乗りたくても、行き先を教えられないというのです。他人の言っている日本語は、少しは聞き取れるようですが、発話ができないのです。

彼らが特に困るのは、災害や事故などの災難にあった場合の対応であると思います。そこで、まず、彼らには、サバイバル言語として、道の聞き方と買い物の仕方、意向の伝え方を教えています。そして、なるべく多くの日本人と接して、コミュニケーション能力を磨くことを勧めています。片言の日本語でもいいから、恐れずに話しかけ、自分の意向を伝えて、必要な情報を得られるように努力するようにと。

そこで、私は、速成日本語特訓として、日本語教育学で習ったTPRを試みてみました。TPRのレッスンは、体を動かして反応させるため、日本語の会話の音やリズムに対する反応が早くなり、その後の教科書学習でも、基本文型の導入、定着が早くなるようです。まずは、『みんなの日本語・初級1』レベルを半年でこなすように、書き取りの宿題を出したりしながら、毎週土曜日、1時間半のレッスンを続けています。彼らも一生懸命通って、熱心に勉強しています。

外国から来た方で、日本語が不自由な方や、もっと日本語を勉強したいという方がいましたら、ぜひ、越谷にほんご勉強会の日本語教室を教えてあげてください。きっと、喜ばれると思います。
また、ボランティアとして一緒に日本語の先生をしてみたいという方も、ぜひ一度、来てみてください。

「越谷にほんご勉強会」の案内は、merry-akkii の別のブログにもUPする予定です。WEB検索画面で merry-akkii と入力して、ご覧いただくか、「越谷にほんご勉強会」、または、「越谷日本語勉強会」と入力して、WEB検索してみてください。

ご連絡Eメール: SNC77717@nifty.com

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