デジタル・デバイドとワープロ専用機の爆発的需要
日本語教室の先生方から、日本語の先生の募集をかけてください、とmerry-akkii に要望が出されました。
ボランティアで活躍する先生方は、多彩な趣味を持つ人が多く、この季節、啓蟄の虫が暖かさにつられて地面から這い出し、動きが活発となるかごとくに、趣味や旅行などに馳せ参じる方が多いのです。そのため、日本語教室を臨時欠席する方が増えるのです。
(しかし、内緒の話ですが、先生方には「デジタル・デバイド」に無頓着な人も多いのです。何とか携帯でメールを取り交わしている人はいるようですが、PCメールの送信やインターネット検索などはしていない人が多いのです。彼らの趣味の多彩さからしても、これは、実に不思議です。)
日本語を教えたいと思っている人たちでも、このブログにアクセスできない人が多いのかも知れません。
日本人にとって、不慣れなキーボードを利用するPC使用の面倒くささや、頻発するPC不調やPCの立ち上がりの遅さなどが原因して、途中でPC使用をあきらめた人が多いと聞きます。これは、日本に居住する外国人に日本語を知ってもらう必要性と同等以上に、「デジタル・デバイド」の解消を日本人に働きかけ、または、その対策を講じる必要性があるのでは、と危惧されるところです。
でも、実際、PCの使い勝手は一般によくないですよね。PCの立ち上がりは遅いし、ブログに記事を投稿するのにも、Akkiiは、文字の大きさなどの調整で往生したりしています。だいたい、使用方法の説明が不親切です。そこにはボランティア精神などは微塵も感じられません。あるプロバイダーのブログ・ヘルプには「・HTMLおよびWiki文法に関するお問い合わせにはお答えできません。ご了承ください」と記載されています。ここには、それじゃ、何を参照せよとか、何を勉強しろ、とかのアドバイスが全くないのです。これって、金出せば教えるとか、ブログすら有料の業者を使って利用してください、ということなのかと驚いてしまいました。
これじゃ、PCは、業務用や一部のマニア用を除き、小中学生から学校で使い方を教わり、その使用に習熟している世代しか利用しないというPCとして、ゲーム機なみの需要しか喚起できないものになってしまうでしょう。そして、ゲーム機や携帯電話に押されて、その需要は縮小の一途を辿ることになるでしょう。そして、それに伴い、高い通信費を要求されるインターネットのブロードバンド回線や光回線の契約数も減少することになることでしょう。実際、そうなりつつあると思われますが・・・。
この機に乗じて、数年前まで使われていたようなPC機能なしで、オンライン機能不要のシンプルなプリンター内臓の日本語ワープロ専用機を売り出したら、爆発的に売れると思いますが、どうでしょうか。merry-akkii も富士通のオアシス・シリーズを3台も継続して買い替え、最後はOASYS・LX4500Jまで使っていました。文書を作成、保存、印刷するぐらいなら、この日本語ワープロ専用機のほうが、ずっと簡単で、すぐに文書が作れ、すぐに印刷できます。そして、これらは、全てポータブルタイプでプリンター内臓ですから、会議の席に持ち込んで、そこで文書を作成したり、作成済みの文書に修正を加えたりして、その場で印刷して、皆に配付することが可能でした。その上、マウスなど使わずに、キーボードだけで文書作成の操作ができるのも魅力でした。キーボードに置いた手をいちいちマウスに置き換え、またキーボードに戻すなどは、神経とエネルギーの無駄使いです。さらに、日本語ワープロ専用機は、オンライン回線に接続する必要がないだけに、内部に保存した文書やデータの外部流失という危険も簡単に回避できます。文書を他のPCに送信するなら、フロッピーやCD、DVDなどに記録してからPCにかければ、PCの送信機能も使えます。こんな便利な道具をどうして製造も販売も中止してしまったのでしょうか。全く理解に苦しむところです。
merry-akkii は、次にまた、日本語ワープロ専用機の新機種が売り出されるのを切望している一人です。
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「国産旅客機と日本語専用ワープロ機・製造中止の原因と理由」(←クリックすると、merry-akkii の他のブログ記事ですが、ご覧いただくことができます。)
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