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音声認識装置と国会論戦

 おととい(10月1日)の衆議院本会議での国会の論戦を見ていると、どうも自民党側の発言者は、機械的音声認識装置には馴染まない発声と不明瞭な文意の日本語を話しているように思えた。

麻生首相も細田博之氏も声がくぐもり、音声認識をしてくれる機械が、日本語として判別してくれないのではという懸念が残った。麻生首相が先日行った国連の演説で、機械が自動翻訳してくれないから、再度スピーチをして欲しいとの要求があったとのエピソードは、うなずける話だ。 

これに反して、民主党の小沢代表や鳩山由紀夫氏の発声は明瞭であり、話の文脈の明快さから、これは音声認識装置が正常に働き、自動翻訳がスムーズになされるだろうと安心感を抱いた次第である。日本語は、「てにをは」を明確に、母音をはっきりと発声しなければ、聞きにくい言語なのである。

この国会論戦を通じて、麻生首相になってからの初めての所信表明演説で、政権与党の自民党の総裁である麻生首相が、野党の民主党にあからさまに敵意をむき出しにして、誹謗中傷している様は、選挙に敗北した野党のように思えたのは意外であった。

国会の場を議論の場ではなく、メディア対応の劇場型民主主義の舞台にしてはならないだろう。そして、議場の指向性マイクにも入ってしまうほどの野次と怒号からは、この国の国民主権に基づき、信任された国会議員がまじめに会議に臨んでいるのか、たいへん危惧される事態であることが分かった。

今後は、国会の議場内に備えられているテレビカメラには、野次と怒号に自動的に焦点が合うように設定し、その発声の主の声と形相(ぎょうそう)を全国民に向けて放映してもらいたいものである。

そうすれば、この民主主義の国家における国民の知る権利に大いに貢献してくれると思うのである。それは、国民が、国会に送り出す国会議員という国民の代表を選ぶための選択基準を得るのに、大いに貢献してくれるであろう。

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