バックパッカーと格安な旅行費用
バックパッカーが海外に出かけるとき、航空券をいかに安く上げるかがその技量の発揮どころであろう。航空券には、格安航空券といわれるものもある。そして、これを利用する方法もある。
また、格安パッケージツアーを利用する方法もある。格安パッケージツアーには、往復の飛行機とホテル宿泊のみをセットにしたものもある。最近では、現地での行程も、原則的にフリーというのもある。また、1日だけ、現地旅行社が主催する行程に付き合わされるというものもある。その多くは、買い物ツアーに長時間拘束されるというものである。
これらの格安パッケージツアーを利用して、「航空機延長」で日本への帰国日を延長するようにアレンジしてもらったほうが、比較的に割り安な費用ですむ場合がある。旅程日の途中までセットされているホテルには、旅行手荷物を無料で預かってもらうこともできる。
この「航空機延長」とは、パッケージツアーで宿泊延長(ホテル延泊)を伴わないで、帰国日を延長する方法である。航空機延長へのアレンジの手数料は5千円ほどである。海外旅行を手配する旅行会社は、パッケージツアーの延泊で、宿泊を伴う帰国日延長を勧めたがる。しかし、バックパッカーが現地で自由に行動しようとする場合には、この宿泊先ホテルが指定され、宿泊地があらかじめ決定づけられてしまうことは、現地での自由さが制限されることを意味する。
したがって、その不都合をさけるため、宿泊延長(延泊)の手配はしてもらわないで、帰国日のみの延長により、帰りの航空機の確保をあらかじめ頼んでおくのである。この方法である「航空機延長」が、格安航空券を利用して、宿泊先を安宿などで別途手配するのと比べ、同じくらいに格安である場合があるのである。
大きな荷物は、現地のホテルなどに預け、バックパックを背負って、自由気ままに現地を旅してみよう。現地で1泊2日や2泊3日などの宿泊を伴う英語ツアー(ガイドが英語で案内してくれるツアー)に参加してみるのも楽しい。ネイチャー・トレッキングやジャングル・トレッキングなどでは、コテージやロッジに泊まるという英語ツアーもあるのだ。英語ツアーには、世界各地からの旅行者が参加してくる。共通語は英語であるが、あまり英語が得意でない人も多く、それぞれのお国訛りの英語が飛び交う。
そして、英語ツアーは格安である。現地の旅行会社で、値段を相談しながら頼んでみよう。ここでは日本と違い、値切り交渉が重要な場合がある。旅行会社は、バックパッカーがよく集まる安宿街といわれる地域などに多い。タイのバンコクのカオサンロードや、マレーシアのクアラルンプールのチャイナタウン周辺、ペナン島のチュリアストリート、などである。日本人が良く泊まるホテルにもツアーデスクがある場合があるので、そこで英語ツアーと指定して頼んでみるのも良いだろう。
ただし、現地の旅行会社の信用度は、バックパッカーからの情報や、旅行ガイドブックなどで、事前に確認してからにした方が、良いであろう。中には、悪質な業者もいるからである。
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