バックパッカーの海外での荷物の預け方
海外に出かけるとき、滞在期間が長い旅行である場合には、荷物が多くなりがちである。当然、旅行用カバンの大型を持っていくのが定番となる。しかし、バックパッカーは、文字どおりバックパック、つまり、リュックサック(ザック)を背負って宿泊を伴う旅行をするのである。このほうが、両手も使えるし、公共交通機関なども利用できるので、行動範囲が広がる。
ところで、バックパッカーといっても海外に出かけるときは、背中のザックも着替えやその他もろもろの装備などで大きくなることがある。大型のスーツケースといわれる旅行用カバンを携行することさえあるだろう。この場合は、現地の宿泊先や帰国前日に現地で泊まる宿泊先や手荷物預かり所などに荷物を預けるという便法を採ることができる。また、コインロッカーを利用することもできる。ただし、コインロッカーは、大型荷物が収容できるものが少ないので、それを探すのがたいへんである。荷物を小分けしてコインロッカーに収納できれば別であるが・・・。そして、コインロッカーには、1日とか2日の利用期間制限があるので注意が必要だ。この期間を徒過すると、コインロッカーから他所の管理ポストに移管されてしまう懸念があり、こうなったら手続きが面倒である。
タイのバンコクのカオサンロードやマレーシア・ペナン島のジョージタウンはチュリアストリートなどでは、有料で荷物を預かってくれるインターネット・カフェなどもあるようだ。また、宿泊したホテルや、宿泊予約しているホテルなどでは、数日先の予約でも、バッゲージ・キーピングとして大型旅行カバンなどを始め、携行荷物を無料で預かってくれる。この宿泊ホテルで手荷物のキープを頼む方法が費用もかからず、比較的安心である上、便利なのだ。そして、この方法を採れば、スーツケースと通常言っている旅行用大型カバンで出かけ、現地では適当な大きさのザックを背負って行動することもできるのだ。
格安航空券を利用したり、格安のパッケージ・ツアーなどを利用したりして現地に入国し、「航空機延長」を利用してバックパッカーをしようとする場合などには、これは便利な方法である。ザックだけで税関を通ろうとすれば、白い目で見られ、荷物はこれだけですかと聞かれることがあるが、旅行用大型カバンを持っていれば、そういう質問を受けることも少ないだろう。荷物は旅行客の信用の証(あかし)なのであるのかも知れない。
そういえば、日本の民法の話であるが、物権の一つ、留置権には、宿屋で、宿泊客の荷物に対し、留置権が発生する場合があるという。未払いの宿泊代金の形(かた)に荷物を押さえられることがある、ということである。
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