« バックパッカーと格安な旅行費用 | トップページ | ドリアンは落果か落下 »

一人ぼっちの惑星

ロンリープラネット(Lonely Planet)という旅行ガイドブックがある。これは、数年前、オーストラリアから来ていたALTのメアリーさんから教えてもらった。日本に来ている外国人旅行者の多くは、このガイドブックを愛用しているという。

彼女を日光観光に案内した際、東武日光駅から日光東照宮に向かう道を10分ほど歩いた左側に、目立たない、あまり綺麗とは言い難い食堂があった。ここがいい食堂だと彼女に薦められ、入ってみた。そこが驚きの食堂だった。いろんな言語で書かれたメモや絵葉書などが、店内の至る所に、所狭しと貼り付けられていたのだ。中には、見たこともない外国の紙幣も貼られていた。外国人旅行者に大人気の食堂であるらしい。

何でこの店を彼女が知っているのか尋ねてみた。すると、この店が『ロンリープラネット・JAPAN』に掲載されているからだと教えてくれた。ここで初めてこの旅行ガイドブックを知ることとなったのだ。なるほど、日本の詳しい情報を持ち合わせていない外国人旅行者には、このガイドブックに載った食堂は、いい食堂に思えるのだろう、と思った。この食堂の名前は、何だったか覚えていない。お客に対する扱いも粗雑で、味も今一だったのだけは、覚えている。

ロンリープラネット(Lonely Planet)とは、「一人ぼっちの惑星」と訳せるだろうか。バックパッカー(Backpacker)が、英語では独立旅行者(Independent Traveler)と意訳されることから考えると、このガイドブックは、バックパッカー用の旅行ガイドブックとして考案され、出版されたのだろう。実用本位で、ほとんどがモノクロ印刷である。そして、バックパッカーのバイブルとも呼称されているのだ。

WEB上のフリー百科事典、Wikipediaによると、ロンリープラネットは、2004年現在、118の国と650タイトルを数え、英語による旅行ガイドブックのシェアは25%で、世界一であるという。そして、英語のほかに、フランス語、ドイツ語、韓国語、日本語版など15言語版が存在するという。

このロンリープラネットを探しに、日本橋高島屋の真向かいにある丸善の洋書コーナーに出かけてみた。そこには、世界中のいろいろな国の『ロンリープラネット』が並べられていた。書棚を眺めながら、海外旅行へのモチベーションが高められていくのを感じた。

|

« バックパッカーと格安な旅行費用 | トップページ | ドリアンは落果か落下 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 一人ぼっちの惑星:

» バックパッカーのバイブル、ロンリープラネット [merry-akkii in 越谷にほんご勉強会(越谷日本語勉強会)]
『ロンリープラネット』という旅行ガイドブックは、数年前、オーストラリアから来ていたALTのメアリーさんから教えてもらったものである。 [続きを読む]

受信: 2008年11月14日 (金) 10時39分

« バックパッカーと格安な旅行費用 | トップページ | ドリアンは落果か落下 »