海外渡航のための「安全対策基礎データ」
日本の外務省が、WEBページ上で海外渡航者のために提供している渡航先の国や地域の情報には、「海外安全ホームページ」に危険情報やスポット情報、安全対策基礎データ、テロ概要などがある。
そのうち、比較的治安が良く、ロングステイ先として人気があるというマレーシアの「安全対策基礎データ」のホームページにアクセスし、マレーシアの治安情報を見てみると、殺人や強盗、引ったくり、詐欺などの犯罪や交通事故などの被害が日本よりはるかに多いことが分かる。
そして、このWEBページでは、日本人渡航者の被害例や防犯の対策、日常生活上の安全・防犯対策上の留意点などを事細かくアドバイスしてくれる。
その上、関税や空港税のほか、査証(ビザ)や入国審査、滞在時の出入国審査の留意事項などについても、事細かくアドバイスしてくれる。
さらに、マレーシアでの触法行為については、日本では犯罪とならないポルノグラビアの所持についても、なにげなく日本で空港出国時などに購入した週刊誌にたまたまポルノグラビアが掲載されていて、ついウッカリこれを所持しているだけで犯罪になることなども、このWEBページは教えてくれる。
また、同じくタイの「安全対策基礎データ」について見てみると、首都のバンコクばかりではなく、地方都市のチェンマイなどでも、日本人の犯罪被害が多いことが分かる。
そして、在タイ日本国大使館のWEBサイトからは、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の流行のほかに、チクングニア熱といわれる蚊を媒介して感染するウイルス性疾患(伝染性の病気)が流行していることなども分かる。このチクングニア熱は、デング熱を媒介する蚊と同種のものにより、媒介されるという。蚊に刺されないための防虫対策が重要だ。
また、在マレーシア日本国大使館の独自のHPからも、マレーシアでの新型インフルエンザの流行や犯罪被害の発生の情報などが分かる。
さらに、在外公館がまとめた地域ごとの「安全の手引き」というWEBページもある。これをマレーシアで見れば、在マレーシア日本国大使館や在ペナン日本国総領事館、在コタキナバル日本国総領事館などがあり、これらのホームページからも、各地域の特殊事情の詳細などが分かる。
ロングステイや短期的な海外旅行などで海外渡航する際には、これらのアップツーデートな情報を有効活用したいものである。特にロングステイヤーは、常に新しい情報の入手に心がけるべきであろう。
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