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民主党が政権与党に就いてから

民主党が政権与党に就いてから、色々なことが政治の世界から見えてきた。自民党と公明党が与党連立政権であったころ、毎月毎月1億円もの内閣官房機密費という、その支払先を明示されない多額の資金がほぼ定額で支出されていたのだ。これは、去年の秋、民主党を中心とする現与党政権が成立してから、報道されたものである。

それは民主党が、8月末に行われた総選挙で308議席を獲得し、自公政権から政権を奪取してから、メディアに登場し、国民の目に曝されることになった内閣官房機密費の問題である。自公政権が民主党に政権を引き継ぐ最終月であった9月には、自公政権が急いでこの官房機密費を取り込んだのであろうか。それまで毎月約1億円であったのが、この月のみ、民主党が衆議院選挙で圧勝して政権交代することが確定してから、自公政権の与党政府は9月1日付けで2億5千万千もの金額を支出したことが分かっている。しかも、この金員の支払先や目的は明示されていない。

この内閣官房機密費は、領収書などの裏づけを取る必要がない費目である。したがって、その内容が国民に明示されることも無い。これは、国民にとっては、いわゆる「使途不明金」といえるであろうか。民主党が政権与党になってからも、平野官房長官は、この官房機密費の内容や支払先を公表しないことを明言している。

この膨大な金額は、一般国民のあずかり知らないことであり、想像もできない金額であるが、政治には、このような「使途不明金」は付き物なのであろうか。与党であった自公政権時代でも必要であったこの「使途不明金」は、野党であった民主党でも当然必要な資金であったことが想像される。

そして、野党時代の民主党は、その原資を国家財政に依存することができなかったのであるから、当然、個人の資産や、もろもろの献金先からの原資に依存せざるを得なかったであろうことも、想像できる。この原資が、鳩山由紀夫内閣総理大臣の場合は、実母からの贈与金であり、小沢一郎民主党幹事長の場合は、父親からの相続財産であったのだろう。

小沢氏側の現預金の出し入れには、その資金手当ての苦労が推認できる。これがあったからこそ、民主党は、自公政権から政権を奪取できたのであろうと思うと、今後、自民党は暫くの間、政権に就くことはないであろうとも思う。それは今の自民党には、私財をなげうってまで、政治改革をしようなどとする大物がいないように思えるからだ。

この野党時代の民主党側の「機密費」の原資の出所を東京地検特捜部は追及したかったのであろうか。小沢一郎民主党幹事長の元秘書であった現職の衆議院議員含む3人を政治資金規正法違反で逮捕しておきながら、小沢幹事長をターゲットとしてその原資の違法性を追及しようとしたようである。

つまり、別件で上げておいて、あっ旋収賄罪などに持っていく目論見が検察側にはあったのでないか。ところがこの目論見が立件できなかった。小沢幹事長は不起訴処分となった。

民主党の小沢幹事長には、党運営と政治に軸足を戻し、民主党の幹事長として、その手腕を遺憾なく発揮して頂きたい。人には寿命がある。しかし、あと20年は頑張ってもらいたい。

第二次世界大戦後、色々なしがらみの中で動かされてきた日本の政治に、新しい目線での大改革が迫られている。外国からの破壊活動で、日本のメディアが動かされたり、官僚機構が陰謀に取り込まれたりしてはならない。日本は、スパイ天国であると言われている。この際、今回のメディアの動きや検察の動きを検証し、日本の主権国家としてのセキュリティー、つまり国家の安全保障をきちんと再構築してもらいたいものだ。

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