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二人の詐欺女と男性の不審死

最近、36歳と35歳の女2人が、それぞれ強盗殺人容疑などで逮捕された。この二人の女は、既に詐欺容疑などで逮捕起訴されていた。再逮捕に重ねての逮捕である。

36歳の女は鳥取不審死事件の容疑者で、周辺で不審死を遂げた数人の男性の内の3人から睡眠剤が検出されたという。この女は、スナックの店員であったという。詐欺容疑から強盗殺人の容疑での重ねての逮捕だ。

また、35歳の女は埼玉不審死事件の容疑者で、周辺で6人の男性が不審死しているという。この女は、結婚紹介サイトを利用して、男性達と知り合ったという。結婚をエサにするなどして、数人の男性から合計1億円近いカネを借りているという。その借金を免れるため男性達を殺害している疑いがあるようだ。しかし、とりあえずは殺人容疑での逮捕だ。この事件は強盗殺人容疑に発展するだろう。極めて重罪だ。

この被害に遭った不審死男性の1人が、埼玉県富士見市で昨年8月、駐車場のレンタカー内で、練炭を使った一酸化炭素自殺を装って殺されたと警察はみているようだ。遺体から女が使っていた3種類の睡眠剤が検出されたという。また、レンタカー内で使われた練炭と七輪は、女がインターネット通販で購入したものと同じであったという。

いずれの事件でも、不審死を遂げているのは男性数人である。また、いずれの事件でも睡眠剤が使われているらしい。恐ろしいことである。

海外旅行先では、薬物を使った昏睡強盗被害や性的被害に遭っている女性が多いことが分かっている。昨年、インドネシアのバリ島クタのビーチ近くで、Tシャツのみの半裸状態で殺害された33歳女性の事件発覚後、バリ島の旅行先としての治安の悪さが分かってきた。バリ島を旅行中の若い女性達がグループで行動していても、ディスコやナイトクラブなどで薬物を混入された飲み物や食べ物を与えられ、昏睡強盗や性暴力の被害に遭っているというのだ。性暴力とは、強姦を含む性犯罪のことである。

ということは、女性も男性も、一見、好意的に提供されたと見られる飲み物や食べ物には、警戒が必要であるということである。なお、海外旅行先やロングステイ先の治安情報や犯罪被害対策の情報などは、外務省のホームページ(HP)から海外安全HPにアクセスし、調べることができる。これは、旅行会社などは、積極的には旅行者に教えない情報なので、事前に調べておくことが必要だ。電子情報を取り込んだ新しい方式のパスポートには、この海外安全情報のWEBサイトが記載されているので、参考にすることをお勧めする。

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