バッゲージ・キーピングと英語ツアー
バックパッカーであっても海外旅行に出かけるときは、背中のザックも、着替えやその他もろもろの装備などで大きくなることがある。特にロングステイといわれる滞在期間が2週間を超えるような長い海外旅行の場合には、荷物が多くなりがちである。そして、航空機で荷物を預ける場合や税関を通過する場合を考えると、旅行用カバンの大型を持って行く方が便利な場合がある。
この場合には、大型旅行カバンを持参して出かけ、荷物は現地の宿泊先などに預けるという方法が便利だ。また、一時的であれば、手荷物一時預かり所やコインロッカーを利用することもできる。ただし、コインロッカーは、荷物を小分けしてコインロッカーに収納できれば別であるが、大型荷物が収容できるものが少ないので、それを探すのがたいへんだ。そして、コインロッカーには、1日とか2日とかの連続利用の時間制限があり、これを徒過すると収納物は別の管理ポストに保管され、それを取り戻す手続きが面倒になるので、要注意だ。
有料での長期間の荷物預かりは、タイ・バンコクのカオサン・ロードや、マレーシア・クアラルンプールのプドゥラヤ・バスステーション(24時間営業のバスターミナル。建物の中にはバスを見下ろす広い休憩所と24時間営業のフード・コートなどがある。手荷物一時預かり所も2箇所ある)の裏側に広がるチャイナタウン周辺や、ペナン島ジョージタウンのチュリア・ストリートなどのインターネット・カフェなどでもしてくれるようだ。
また、宿泊したホテルや、数日後に宿泊予約しているホテルなどでは、バッゲージ・キーピングとして大型旅行カバンなどを始め、携行荷物を無料で預かってもらえる。「キープ マイ・ラッギジ プリーズ」や「マイ・バッギジ キーピング プリーズ」と頼めば、快く保管してもらえるだろう。
この方法を採れば、スーツケースと通常言っている旅行用大型カバンで出かけ、現地では適当な大きさのザックを背負って、手ぶらで行動することもできるのだ。格安航空券を利用したり、パッケージ・ツアーなどを利用したりして現地に入国し、「航空機延長」を利用してバックパッカーをしようとする場合などには、宿泊ホテルに荷物を預けるという預け方は便利な方法である。
現地で、1泊2日とか、2泊3日などの宿泊を伴う英語ツアー(ガイドが英語で案内する)に申し込み、参加してみてはどうだろうか。英語ツアーは、日本語ツアーに比べて一般に格安である。そして、欲しくもない商品の買い物に長時間付き合わされて、拘束されるということもない。これがグローバル・スタンダードのツアーなのだろう。
英語ツアーの中でも、人気のあるネイチャー・トレッキングやジャングル・トレッキングなどアドベンチャー的要素がある宿泊を伴った英語ツアーには、世界各地から大勢の観光客が参加する。非英語圏からの参加者も多く、それぞれのお国なまりの英語が飛び交う。参加者は、日本人のヘタな英語にも快く付き合ってくれるだろう。
英語力は、観光地の詳細情報を事前に調べておけば、集合場所と集合時間の英語表現ができて、これが聞き取れればOKである。地球の造山活動の歴史や、岩石や植物や動物などの英語での説明が聞き取れなくても落胆することはない。英会話に習熟するには、コミュニケーション・ツールとしての英語を、実際の生活の中で使ってみて、それが通用することの実感を得て、英会話の自信を付けることが必要だ。宿泊を伴う英語ツアーでは、世界各地から来ている旅行者と想い出に残る友好関係を築くこともできるであろう。
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