ロングステイのビザ申請は本人申請で行った方が良い (その2)
マレーシアの超長期のロングステイのビザであるMM2Hの取得を希望するなら、その申請に必要な、ご本人の財務状況などの条件は次のURLのHPに出ているので、検討されることをお薦めする。
財務条件のURL:http://www.mm2h.gov.my/japanese/conditions.php
その上で、その申請が認められるためには、健康であることの証明として現地医療機関での健康診断を受け、その健康診断証明書を添付することが求められていることを認識しておく必要があるのだ。健康であることの健康診断の証明書が必要なのは、超長期のロングステイヤーが健康でなければ、マレーシア国内に病人が増えてしまい、医療機関に過分な負担を強いることが懸念されるからだ。
そこには、ロングステイヤーが金にものを言わせて、医療機関に負担をかけ、現地の国民の医療を劣化させてしまうことが危惧されているのだ。人は、加齢により、病気に罹患する確率や怪我する確率が高まる。現在は、健康でもこの先、数年後にはどうなるか分からないのだ。そして、健康状態などにより、途中でビザの更新が拒否される恐れもあるのだ。
現地の実地検分は、MM2Hの申請を準備しながら、また、申請書を提出した後、その結果を待ちながら、現地の住居としてどのような地域や態様が良いのかを、格安なホテルなどにロングステイしながら、冷静な目で検討してみるのがよいだろう。そして、現地の下見は、ロングステイを勧める業者や団体から完全に離れて、ご自身で、できるだけ客観的な目で行って見る必要があるのだ。
下見ツアーを催行する業者やロングステイを勧める団体などの下見ツアーに参加しただけでは、ロングステイが素晴らしいという概念だけが植えつけられることが懸念されるのだ。それは、それらの下見ツアーは、本人のロングステイへのモチベーションを高めることだけを目的としている恐れがあるからだ。
このような下見だけでは、現地の気候風土や社会や文化の実態が見えないままで、超長期のロングステイに突入してしまう恐れがあるのだ。これではロングステイを始めた場合に、ご自身が、カルチャーショックの激震に遭遇するなどして、うつ状態を伴った適応障害にまで発展する恐れが出てくる。
そうならないためには、MM2Hの申請をするには、自分でそれに挑戦し、いつでも撤退できる足場を確保しながら、冷静な目で現地状況を視察してみることが必要なのだ。このご自身の独立した実地検分としては、バックパッカー的なスタイルでするのが良いだろう。バックパッカーのスタイルを知るには、ネット検索でキーワードを「バックパッカー 格安旅行費用」などとして検索してみるとよいだろう。
もし、申請にアドバイスや補助者が必要であると考えるならば、現地のローファーム(弁護士事務所)などで弁護士などの専門家に、費用を確認しながら相談してみると良いだろう。この方が費用もかからず、安心な場合が多いのだ。また、英文文書の翻訳なら日本でも、格安に依頼できる翻訳業者もいるのだ。
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