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日本がやった! 未明の歓声

  きょう未明に勝利を讃える歓声が上がった。日本の未明のゲームとなったFIFAワールドカップ南アフリカ大会1次リーグE組の対デンマーク戦で、日本は3対1で勝利したのだ。このゲームで日本は勝ち点6をあげた。これで日本の決勝トーナメント進出が決まった。

このゲーム前半に日本は、デンマークから2点をもぎ取った。本田と遠藤のフリーキックがゴールを決めたのだ。テレビで放映された無回転シュートのスロー映像が印象的であった。日本の積極果敢な攻めが、ペナルティーエリア内での相手方の反則を誘い、2点獲得に結びついた。

後半、日本側も長谷部が甚だ疑問が残る判定でペナルティーをとられ、デンマークにフリーキックのチャンスを与えてしまった。そして、ゴールキーパーの川島が、強襲したボールを一時ははじいたものの、そのはじいた球を相手方に再度キックされ、ゴールを許してしまった。

その悔しさの余り、ゴールキーパーの川島が握りしめた手で地面を何度も叩きつける様が印象的であった。そこには、かつてのドイツの守護神、カーンの姿を髣髴(ほうふつ)とさせるものがあった。

しかし、その後、本田の動きがゴール直前でディフェンス陣に阻(はば)まれため、本田がシュートをあきらめて右側にアシストしたボールを、途中出場した岡崎神慎司がシュートし、3点目のゴールを決めた。鮮やかな追加点であった。そして、本田の判断も素晴らしかった。

サッカーの世界大会で日本がベスト16に入るのは2大会振りだ。決勝トーナメントでは、南米のパラグアイとの対戦が決まっている。あと2回勝ち進めば、日本はベスト・フォーだ。

ベスト4進出にかけ、ますます期待が高まる。

頑張れ! 岡田ジャパン!

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本田のひと蹴りで夜半過ぎの興奮

 FIFAワールドカップの南アフリカ大会で、日本の初戦であるカメルーン戦の前半39分、本田圭祐の左足のひと蹴りがゴールを決めた。日本は、この1点を守り、そのまま逃げ切った。夜半過ぎ、日本列島に興奮が渦巻いた。

 それにしても、アフリカの中でも強豪のカメルーン相手であった。その選手たちの身体能力を凌いだ日本選手たちの活躍は凄い。日本にとっての全くのアウエイ戦であるアフリカの地で、カメルーンを1-0で下した快挙は、日本の今後のサッカーの隆盛にとって、大きな功績を残したといえるであろう。

ゴールキーパーの川島もよく守り抜いた。有名選手エトーの攻撃を封じた長友や闘莉王などもよく動いた。ロングシュートやミドルシュートを得意とするカメルーンのゴール攻略には、一瞬ひやりとしたシーンもあったが、結果は勝利である。そして勝ち点3を獲得したのだ。

侍ジャパンが属する1次リーグE組では、今後、19日のオランダ戦と25日のデンマーク戦がある。今後の戦いが楽しみである。また、勝利して「日本全国が興奮の渦(うず)に包まれた」という状態にしたいものだ。

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侍ジャパンのストラテジーとタクティクス

 侍ジャパンが、第二回WBCの準決勝戦でアメリカに9対4で勝った。アウェイ戦での不利な状況を打ち破っての痛快な勝利であった。

ピンチランナー起用など、原監督の采配も見事であった。中軸バッターの小笠原、城島などのライト線やレフト線に打った飛球も素晴らしかった。侍ジャパンの打線が爆発したのだ。イチローも、長打を放った。日本らしい繋ぎの野球ができたのだ。

投手の継投策も見事であった。松坂は、相手の強力打線を2得点に抑え、途中まで98球を投げた。その後、中盤以降を小刻みに継投させ、2点を失ったものの、最後に投げたダルビッシュの腕も冴(さ)えていた。ウィニング・ボールは相手を空振り三振させたボールであった。

アメリカ側も、メジャーリーガーの有力選手を登用しての総力戦であった。侍ジャパンは、米国メジャーリーガーの居並ぶホームラン・バッターを相手に得点を4点に押さえ、9点もの大量点を獲得して勝利した。この意義は大きい。

この勝利は、原監督の采配による日本側のストラテジー(Strategy)とタクティクス(Tactics)の勝利であるとも言えるであろう。一般的に、ストラテジーとは「戦略」と訳され、タクティクスは「戦術」と訳される。

また、この勝利は、グラウンドに出場した選手たちばかりでなく、原監督を陰で支えるスコアラーや各コーチ陣、そして、ベンチに待機していた選手たちの勝利でもあるのだ。全員野球の全員の勝利である。

あしたは、いよいよ韓国との決勝戦だ。今まで、このWBCの戦いでは韓国とは2勝2敗の五分の成績である。第一次ラウンドの東京での戦いでは、14対2のコールドゲームで韓国を打ち負かしたが、その後は2敗を喫した。

しかし、侍ジャパンは、第二次ラウンドの順位決定戦では、韓国を6対2で破って一位で準決勝戦に進出し、今日の準決勝戦で米国に快勝したのだ。勝機を得るには、上昇気流に乗っていると言えるであろう。そして、韓国の投手陣を打ち負かすには、きょうの打線爆発で勢いづいている侍ジャパンに分(ぶ)があるであろう。

あしたの決勝戦の作戦は、ストラテジーとタクティクスを織りまぜ、入念に練られていることだろう。侍ジャパンは、明日もWBC決勝戦で韓国に快勝し、日本中で祝杯をあげたいものである。

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