カテゴリー「旅行・地域」の記事

みかん狩りハイキング

 霜月の第二日曜日、三浦半島は津久井浜にみかん狩りハイキングに出かけた。交通手段は電車と徒歩である。JRの2,300円のホリデー・パスを使って、JR横須賀線の終点、久里浜駅まで。この駅の出口を出て右側に、この時期でも咲いている赤いサルビアの花を眺めながら歩道を約2分も歩くと、左側に京浜急行線の京急久里浜駅がある。この鉄道線に乗り換えて、この駅から三崎口側に3つ目の駅が津久井浜である。京急線の料金は片道150円であった。

 津久井浜駅のすぐ前の車道を右に10分も歩けば、サーファーで賑わっている津久井浜海岸である。しかし、みかん狩りの農園は、この駅前の車道を左に道なりに進む。最初のY字分岐を無視し、右側に右カーブで進むとすぐ先に小さな橋があり、そこから川沿いの両側に細いハイキング道が上流に向かって伸びている。このどぶ川のような細い川の名前は津久井川とあった。

 この川沿いの左側の道を上流に向かって進み、ガードレールの間をすり抜けて次の車道を突っ切り、さらに川沿いの道を進む。この道の途中はキャベツ畑の脇を通ることになる。この地域は、冬でも温暖な地域なのであろう。まだ結球していないキャベツ畑にモンシロチョウが数匹舞っていた。この蝶は、キャベツの害虫である青虫の親である。この幼虫にやられたのか、葉脈でレース状になったキャベツの葉っぱもあった。

 川沿いのハイキング道は、二つ目の車道で終わる。車道に出たら、左折し右カーブでゆるい坂道を道沿いに進む。しばらくすると右側に数棟のビニールハウスが見えてくる。ダイコン畑の先にみかん狩り農園の案内表示がある。

 道すがら、あちこちに柑橘類の黄色や橙色の実をたわわに付けている果樹が見える。また、民家の庭先に色とりどりの菊の花も見える。また、軒先には、花期は夏から秋のはずのカンナの赤い花も見える。さすがにこの地域は温暖であることを実感させられた。

 みかん農園へは、駅から歩程約35分。気温も高く、ゆるい上り坂を歩いたせいか、薄っすらと汗ばむほどであった。入り口で入園手続きをして、ハサミとビニール袋を受け取り、園内へ。多くの人で賑わっていた。みかんにも色々な種類があるのであろう。大きな実を付けたもの、小さな実を付けたもの、黄色っぽい実や赤っぽい実を付けたものもある。そして、樹によって、甘い実を付けているもの、酸味が強い実を付けているものがある。2時間ほど園内を散策し、色々な樹の実を試食してみた。甘い実を付けている樹を見つけ、そこから小さ目の実を30数個、約2キログラムを収穫した。満杯になったビニール袋をバックパックに入れて帰途に。

 帰路、途中の横浜駅からJR根岸線に乗り換え、2つ目の駅、関内(かんない)駅で途中下車。駅前の道標に導かれて、横浜スタジアムのすぐ横を通って、横浜港開港の地、「象の鼻パーク」から山下公園を散策した。山下公園には、入り口にあるトイレ横のローソンの裏側に、岸壁沿いに数個の円形テーブルやベンチがある。その一つの木製の円形テーブルに腰を落ち着け、ローソンで調達した飲み物と食べ物に持参していたアルコール類やおつまみ類を加えて、ささやかな臨時の宴会を行い、みなとみらい地区の大観覧車の明滅するカラフルなネオンやベイブリッジの照明などを遠景に、異国情緒漂う夕暮れの港町を堪能した。関内駅から山下公園までは徒歩約20分であった。

 帰りは、「象の鼻パーク」から、みなとみらい地区を結ぶ水上バス、料金500円に乗り、約25分のクルーズを楽しみながら、ネオンまばゆい大観覧車の下を通って、日本丸が係留されている地点のピア日本丸で下船した。そして、船着場前の芝生で恋人達が愛を囁(ささや)き合っているのを尻目に、芝生のスロープを登って左側から広い車道を横切り、徒歩約3分の桜木町駅からJR線に乗車した。

 水上バス料金500円を入れて、しめて全行程3,100円の交通費。みかん狩り農園の入場料とみかんの持ち帰り料金は、健康保険組合が負担してくれたので不明であるが、表示では、確か食べ放題で大人650円とあったと思う。ただし、みかんの持ち帰り料金は不明である。

 みかんから摂取した大量のビタミンCに、太陽光から摂取したビタミンDの補完機能、そしてハイキングによる適度な骨への負担と刺激。日がな一日の行程と必要経費からみて、健康的で大満足のイベントであったと思う。

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バリ島の邦人女性の半裸殺人事件(その3)

先月28日に発覚したバリ島の邦人女性半裸殺人事件は、世間の耳目を集めた。特に海外旅行を趣味とする人たちには、海外旅行のリスクとして、海外の治安状況が憂慮すべき事態であることが分かるキッカケとなった。そこでは、日本では、メディアに取り上げられていない性犯罪や強盗被害が、この他にも沢山あることを際立たせたのである。

それは、インドネシアのバリ島は、比較的治安が良いと喧伝(けんでん)されてきたから特にそうであった。旅行会社の宣伝(せんでん)では、「リゾート地の開放的な雰囲気漂う、南国の楽園バリ島」であろうが、実際は遥かに日本より治安が悪いことが分かったのである。日本人女性の性的被害や昏睡強盗被害が極めて多いと言うことが分かったのだ。

そして、この事件について、現地の在外公館である在インドネシア日本国大使館と在ジャカルタ日本国総領事館の共同のホームページ(HP)で注意起の情報を発出した。また、同内容は、外務省の海外安全ホームページインドネシア」検索できる。その注意喚起は、第1回目は犯人が逮捕される前の9月30日と、第2回目犯人が逮捕された後の10月8の2度に渡るのだ。

その情報によると、今回の半裸殺人事件は、警察官の服装をして、警察の身分証明書を提示した犯人により、被害者女性は宿泊先ホテルから連れ出されたことになる。そして、その他のメディアからの情報を総合すると、被害者女性と同室の友人女性も、同じ犯人からその被害者女性が連れ出される前に宿泊先ホテルから連れ出され、暴行に遭い、全裸のままで近くのホテルに飛び込み、すんでのところで難を逃れたと言う。その後、犯人はその宿泊先ホテルに戻り、被害者女性を連れ出し、同様の犯行を繰り返した。

しかし、これに対する旅行客側からの防備や注意とは、一体どこまですれば良いのであろうか。2回目の注意喚起の情報を眺めながら考えさせられてしまった。それは、2回目の注意喚起情報を良く吟味してみれば分かるが、今回の事件を防ぐのは、殆んどお手上げ状態であると思うからだ。

また、バリ島には、日本人の若い女性達を狙って、ビーチボーイと言われる若い男達が数多く暗躍し、親しげに日本語で語りかけ、言葉巧みに誘いかけてくるという。若い日本人女性に性的被害や強盗被害が多いと言うのだ。それは、日本人女性が集団で深夜のナイトクラブやディスコに出かけていても、飲み物や食べ物に睡眠薬などの薬物を仕組まれ、性的被害や昏睡強盗の被害に遭っていると言うことまで伝えられているのだ。そこでは、被害者が抵抗できない状態で犯罪被害に遭っているのだ。そこには、エイズ(HIV)などの性感染症の恐れも出てくる。知らない間に感染させられている懸念があるのだ。

ここには、こんな治安の悪いバリ島を楽園の如く宣伝して、犯罪被害の多発を招いてきた日本の旅行社にも、大きな責任があるであろう。また、日本の海外旅行業を監督する立場の国土交通省や、海外の邦人を擁護する立場の外務省も、今までバリ島で、若い日本人女性を狙った犯罪被害が多発していたのを等閑視していた責任があるであろう。

日本人女性は、彼らにとっていいターゲットなのであろう。それは、犯罪被害に遭っても、面倒を恐れ、加害者を追求することなく、泣き寝入りしてしまうからだ。日本人は、海外に出かけた場合に、言語的な不自由さから、自己主張したり反論したりすることに消極的になったり、脆弱(ぜいじゃく)になってしまう。しかし、これでは犯罪者達にやり得を許し、かえってその後も犯罪が多発するという条件を与えてしまう。

今回の半裸殺人事件は、警察官を装う26歳のインドネシア人の男による日本人女性に対するレイプと強盗、そして殺人事件である。日本であれば、強盗強姦殺人であり、罪状が極めて重い。この事件は、もっと真相を追究し、検証の上、強く注意喚起する題材とすべきであろう。そして、このような犯罪被害で泣き寝入りしない方策を講じるべきであろう。

しかし、日本の旅行業界や外務省は、この事件に早めの幕引きを図ったのであろうか。被害者女性の遺体は、現地で9月28日に発見されてから、10月1日には荼毘(だび)に付され、日本時間の10月2日には、遺族に付き添われ、成田に到着しているのである。この事件は、そう簡単に幕引きを図るべきではない。さらなる調査と追求が必要である。

日本の国土交通省や外務省は、この事件の背景にある旅行業者の宣伝内容や現地の治安状況を検証し、二度とこのような被害者を出さないために、現地国政府、そして日本の旅行業界に強く働きかけるべきである。

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バリ島の邦人女性の半裸殺人事件(その2)

 リゾート地の開放的な雰囲気の漂うインドネシア・バリ島を旅行中の邦人女性(33歳)が、先月28日、半裸状態で殺害されて見つかった事件で、10月2日、容疑者が逮捕された。インドネシア人の男26歳で、親類から警察官の服装を入手し、警察官を装い、女性旅行者を狙って常習的に犯行に及んでいたという。

この事件は心配していた通り、日本のメディアには取り上げられていない、日本人女性に対する同様の被害が多数発生していたことを白日のもとに曝した。それは、この事件の陰に、警察官を装った男に性的暴行を受け、強盗されるという隠れた事件が数件あったことが分かったからだ。

この容疑者が、この半年間に日本人女性に対し、同様の6件の暴行と強盗を繰り返していたと自供していることと、この容疑者の自宅から女性旅行者から強奪した物品が多数発見されたことから、その事実が明らかになった。

なぜか日本のメディアは、この事件については控えめな報道しかしていないのが不思議であった。この事件の被害状況が、「強盗」と「殺害」という限定された態様で報道していることからも、そこには事の真実を報道するのを遠ざけようとする姿勢が感じられた。

しかし、それで良いのであろうか。警察官の服装をして、被害者から物を奪うため、被害者女性の抵抗を抑えるために下半身の着衣を剥ぎ取ったり(被害者はTシャツだけの半裸状態であった)、全身傷だらけで頭蓋骨陥没骨折に至るまでの強い暴行を加えたりするであろうか。物を奪うだけならこんな暴行は必要ないだろう。

つまり、これは明らかに、警察官を装った男が、被害者女性に性的暴行を加えようとしたのに対し、被害者が激しく抵抗したことを示している。そして、この男は、被害者女性の抵抗を抑圧し、性的暴行を加えた。この性的暴行とは、レイプのことであり強姦のことである。つまり、この被害者は、レイプされた上に強盗被害に遭っているのだ。そして、殺害された。

ところで、日本のメディアはこの報道に関し、「レイプ」や「強姦」という言葉を避けようとしているように感じる。しかし、報道が国民の知る権利に貢献するものである限り、事実を事実として伝え、国民に注意を喚起すべきであろう。そして、この事件をメディアや世論の俎上から簡単に葬り去り、幕引きを図るべきではない。

それは、比較的治安が良いとされているインドネシアのバリ島でも、日本に比べたら治安は遥かに良くないということであり、日本人女性の多数が性的被害や強盗被害などに遭っているという事実である。また、報道されないこれらの犯罪被害が多数発生しているという事実である。

そして、若い日本人女性を狙ったビーチボーイといわれる若い男達による性的被害が多いという事実である。また、薬物を仕組んだ飲み物や食べ物などによる昏睡強盗や性犯罪が多いという事実だ。男達は、親しげに日本語で話しかけ、巧みに誘いかけてくるという。

日本のメディアは、一部の旅行業者や旅行業界に遠慮して、海外旅行先や海外ロングステイ先に潜む危険を国民に知らせることを躊躇すべきではない。また、日本の外務省も、この問題につき、現地情報を踏まえ、検証の上、詳細な事実を国民に開示し、注意喚起すべきである。

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バリ島の邦人女性の半裸殺人事件(その1)

 9月28日、インドネシアのバリ島クタ地域のビーチ近くで、邦人女性の半裸死体が発見された。着衣はTシャツのみで、下半身は裸であったという。全身にスリ傷や打撲痕があり、強姦された上に殺されたらしい。頭蓋骨は、陥没骨折していたという。被害者は、神奈川県小田原市に在住の33歳の女性であるという。

 バリ島は、日本人観光客に人気の観光地で、インドネシアでも比較的治安が良いとされている地域である。特に若い日本人女性に人気の場所だ。しかし、被害者は、クタの街内の宿泊先ホテルに滞在していたところを、警察官を名乗る男に連れ出されという。その後、男は、被害者女性の宿泊先ホテルの部屋から被害者の旅行荷物も持ち出しているらしい。

 この事件についての日本のメディア報道はなぜか控えめであるが、被害者は、警察官を名乗る男に宿泊先ホテルから連れ出され、強姦された上に、殺害されて財物まで奪われた、という事になる。楽しいはずの海外旅行が、死出の旅路になってしまった。痛ましい事件である。被害者には心よりご冥福をお祈り申し上げる。

 この事件は、被害者の死亡という事で殺人事件にまで発展したため、ニュースで大きく取り上げられ、問題になった。しかし、邦人が被害者となる性的犯罪や強盗などの被害は、この比較的安全とされている海外の地域でも、日本よりは遥かに多く発生しているのだ。

 そこには、日本人観光客を狙った、スリやひったくり、置き引き、侵入窃盗や、日本人女性の性的被害などの事件が、かなりの数で起きているということである。すなわち、日本ではニュース報道にまでは至っていないこれらの事件が、相当数発生している、ということなのだ。

 日本人は、一般的におとなしく、言語的に不自由なためにクレームを言ったり、抗議したりする勢いが弱いとみなされている。そこが犯罪者につけ狙われる弱みとなっている。数人の女性で旅行していてさえも、これらの犯罪被害に遭っている女性グループもあるという。

 これらは、外務省が公開している「安全対策基礎データ」や、世界各地の在外公館(大使館や総領事館など)が編集している「安全の手引き」などに詳しい。外務省HP(ホームページ)にリンクしている渡航関連情報の海外安全ホームページから閲覧することができる。また、WEB検索で「外務省 安全の手引き」や「外務省 安全対策基礎データ タイ 性的被害」などのキーワードでも調べることができる。そして、各在外公館独自のHPもあるので、参考にすることを薦める。

海外旅行やロングステイに出かける際には、事前にこれらを参考にして海外旅行先や滞在場所を吟味する必要があるのだ。また、危険情報が出ている国や地域などへの渡航はできるだけ自粛するとともに、万一渡航する際には、自己責任で細心の注意をすることが必要だ。今、世界各地で「警察官」を名乗る者による犯罪被害に遭う事件が、多発しているというのだ。

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海外ロングステイの助走期間とビザ無し滞在(その5)

 マレーシアのセカンドライフ・ビザといわれるMM2Hは、取得のハードルが高い。それは資産があることや、月々の収入があることに加え、厳しい条件の健康診断をクリアしなければならないからだ。この健康診断には、JICAでシニア海外ボランティアに応募し、合格する際に要求される健康診断基準と同格くらいの厳しさがある。

これをクリアできるなら、むしろ、このJICAのボランティアで活躍してみてはどうだろうか。こちらは、ボランティアといっても、旅費交通費や現地滞在費はJICAから負担してもらえ、報酬がもらえるのだ。そして、現地滞在では、JICAのスタッフに手厚いサポート体制の恩恵に浴することもできるのだ。

 ところで、日本人がロングステイを希望する現地国政府も、日本人の病気がちな老人が、お金があることをいいここに、現地国を大勢でウロウロすることは歓迎していないであろう。また、病気がちな高齢者が現地の医療機関で医療従事者の労力を煩わせることになることには、警戒しているであろう。これが、長期滞在ビザを申請する際の健康診断の厳格化に繋がっているのだ。それゆえ、5年間のロングステイ期間が満了した後で、再度、5年間の滞在が許可されるかどうかは、再度の健康診断結果に係ることが考えられる。

日本でも、老人医療費は国の負担が大きいため、前の自公政権では、国民から批判の多い後期高齢者医療制度を設けた程である。この事実を考えただけでも、日本人の高齢者が他国の医療機関を煩わせて、大勢で押し寄せてウロウロする事を歓迎していない国が多いだろうということは、容易に想像できる。各国から、日本人の姥捨て山になることは警戒されていると見たほうが良いだろう。

このことを考えただけでも、老後は日本で、美しい自然と衛生的な生活環境の中で、また、充実した医療体制の中で生活した方が、安心であり、安全であると思うのだ。そして、日本語のテレビが見られない環境に自らをおく必要はないであろう。ある統計によると、日本人の高齢者の娯楽の一番は、テレビ鑑賞であるというからだ。

海外でのロングステイを考えるならば、日本での田舎暮らしを、まず検討してみてからにしてはどうだろうか。暖かい南国暮らしを望むなら、沖縄や奄美大島、八丈島もあるのだ。また、都会の雑踏を逃れて静かに暮らしたいと考えるならば、日本の屋根といわれる日本アルプスの麓や八ヶ岳の麓などはどうであろうか。そのほか、静かな農村や山村は日本各地にあるのだ。

そして、日本国内であれば、どこでも日本語で救急車を要請することもできるし、警察や消防に電話することもできる。また、医療機関を受診する際も、日本語で説明できるのだ。シクシク痛むやズキズキ痛む、チクチク痛む、ヒリヒリ痛むなどの表現は他国語では難しいであろう。日本語が通じるということは、この上ない幸せなのだ。

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海外ロングステイの助走期間とビザ無し滞在(その4)

海外ロングステイで、取得するのに難易度が高い5年間や10年間(5年間の滞在ビザの期間経過後、審査を経て更に5年間延長できることになっている)などの長期滞在ビザを取得してしまうと、その目的や実態を客観視することが困難になる。これは、マレーシアのセカンドライフ・ビザ(MM2H)等を取得してしまった時などに多い。

  それは、合格するのに難易度が高い入学試験や資格試験に合格した時と同じ心理状態になるからであると考えられる。せっかく合格したのだから、その合格を生かして次のステップに進もうと考えるからだ。これは、日本語教師という資格取得のために、多額の費用と膨大な時間と労力を掛けて、それを取得した場合の心境と同じなのかも知れない。思考のドツボにはまってしまうのである。

したがって、このようなロングステイのための長期ビザを申請取得する場合は、事前に実際に現地で、その気候風土や社会や文化に、自分が適応できるかどうかを試してみることが必要なのである。つまり、実際に海外の現地で、ロングステイのテスト期間を設けて、ビザ申請が不要な滞在期間内で生活してみることが必要なのである。これは、ロングステイを途中で投げ出してしまうなどの失敗をしないための、必要なテスト期間ないしは助走期間である。

マレーシアでは、観光目的であれば、査証免除で滞在できる期間は1年間の内、実質6か月間まで認められる。同様にタイでも、半年間に90日という期間を査証免除で滞在することが認められる(いずれも再入国が必要である)。これらの情報は、ロングステイを薦める団体や営利事業者が、ロングステイ希望者には積極的には教えない、むしろ秘匿している情報である。

これは、例えばマレーシアでは、一度の入国で3か月以内の滞在が認められ、その期間満了前に一度、他国に出国し、再入国すれば、そこからまた3か月以内の滞在期間が認められるから、実質的に一年間に半年を過ごせる、ということになるからである。半年間とは、十分に長い期間であるから、これを活用しない手は無い。

そして、ロングステイのテスト期間ないしは助走期間には、ロングステイを薦める団体や旅行業者から完全に離れて、自らが自立して直接、現地の気候風土や社会や文化に触れてみることが必要なのだ。誰のサポートも無い状態で乗り合いバスに乗り、タクシーを捕まえて目的地に辿り着いてみる。現地の人が良く利用する屋台やフードコートに出かけてみる。ショッピングモールや市場に出かけて買い物をしてみる。また、ゴルフやテニスに出かけてみる。これらの実践を通じて、現地の社会や文化の様相をできるだけ客観的に捉えて見ることが必要なのだ。

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海外ロングステイの助走期間とビザ無し滞在(その3)

ここでは、マイナー情報やリスク情報とその入手方法について述べ、詐欺被害などに会わないための注意喚起をする。

海外旅行先やロングステイ先の国の入国に関する条件等は、その国のイミグレーション・ポリシーの変更によって変わることがある。これは最新の情報を得ておく必要がある。それには、外務省のHP(ームページから渡航関連情報や在外公館などのHPにアクセスし、常に最新情報を調べておくと良い。

また、渡航先のマイナー情報やリスク情報は、前記の外務省HPや海外安全HP在外公館医務官情報、それに在外公館独自のHP等に詳しくUPされる。しかし、これらの情報は、旅行会社やロングステイを勧める団体などとは利害が対立する情報なのであろうか。これらの会社や団体からは、マイナー情報やリスク情報はなかなか聞けない場合が多いのだ。

したがって、旅行会社や、たとえNPO法人やボランティアの会を標榜するロングステイを勧める団体が、海外の旅行先や滞在先を薦めたとしても、海外の国や地域に関する危険情報やその対策は、自らの自覚と責任で収集し、対策を立てておく必要があるのだ。特に治安の情報や日本人旅行者やロングステイヤーが被害に会いやすい犯罪や、特に南国で新たに感染拡大しているチクングニア熱などの感染症の情報とその対策などは、重要な項目である。

特に最近、日本人旅行者やロングステイヤーに対し、日本人や日本語ができる外国人による詐欺や、賭博(とばく)や犯罪行為への誘導が多いと、現地から報告されているのだ。これは、複数の在外公館からの情報である。

一見、好意的に見える現地の日本人や日本人コミュニティーからゴルフや会食に誘われるうちに親しくなり、他に頼る人がいない海外の地で、いつの間にか投資話などに乗せられて詐欺被害に会うなどの犯罪が多発しているというのだ。

この詐欺被害は、犯罪として立件された被害であるが、そこに至らないまでも、高額な投資話や不動産取引などで、グレーゾーンの詐欺的手口による損害の発生で泣き寝入りしている日本人は、かなりの数でいるだろう、ということを想像させる。

また、世界中で比較しても治安が良く、平和と安全にどっぷりと浸かった日本人は、犯罪に対する危機意識が低く、海外でスリや置き引き、ひったくりや強盗などに会うリスクが高いという報告もあるのだ。憧れだけで南国暮らしはできない。気温が高いせいでか、「南洋ボケ」という言葉があるくらいだ。

ところで、査証免除期間をフルに活用して助走期間とし、現地に滞在し、いろいろと実地に調査検証した上、その海外にロングステイしようという意志が揺るがなかった場合には、いよいよ長期滞在ビザを申請し、海外でのロングステイを楽しむのは、素晴らしいことだと思う。

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海外ロングステイの助走期間とビザ無し滞在(その2)

  海外ロングステイを始めるには、いきなり長期滞在ビザを申請して、ロングステイを始めるのではなく、観光目的の査証免除期間を活用し、現地の気候風土や社会や文化に自らが適応できるかどうかを、実地に、自分の目で確かめるための助走期間が必要であることは、前の項の(その1)で述べた。ここでは、査証免除(ビザ無し)で滞在できる期間をフルに活用することについて述べる。

例えば、南国暮らしのロングステイヤーがあこがれるタイでは、観光目的であれば30日以内であるが、その期間内に他国に出国し、すぐに再入国しても、またそこからタイ30日以内(陸路での再入国は15日以内)の滞在が許可され、その期間を過ごせる、などという制度があるのだ。

タイの隣国であるマレーシアやミャンマー、カンボジアには、陸路でも移動できる。また、バンコクからマレーシアのペナンまでは、格安航空のエア・アジアも運航しているので、これを利用してペナン島を観光して戻れば、それからまた30日間を過ごせるのである。因みに、この往復運賃は、WEB申込みのベスト・フェアであれば、日本円換算で1万円前後であることがあるのだ。

ところで、査証免除(ビザの申請が不要)で再入国を繰り返す場合には、1年間の実質滞在期間に制限がある場合があるので、WEB検索などで、「マレーシア、入国許可」などのキーワードを入れて調べておくとよい。

例えばマレーシアでは、観光目的であれば査証免除で入国より3か月以内滞在できるが、査証免除で再入国を繰り返した場合に、1年間に滞在できる実質的期間は通算6か月以内となっている。ロングステイの助走期間としては十分に長い期間である。しかし、実際にはこの6か月を超える滞在も認められているという報告もあるようだ。

 この査証免除で滞在できる期間は、国によって違う。例えば、マレーシアは3ヶ月以内、タイは30日以内、フィリピンは21日以内、オーストラリアは3ヶ月以内(電子ビザETAS申請時。実質的にはWEB申請によるビザの申請が必要であるということである)、ニュージーランドとカナダは90日以内などとなっている。そして、一度他国に出国し、再入国すれば、更に査証免除で新しい期間を過ごせるという制度があることは、前にも述べた。

 なお、パスポートの有効期限がその国の入国時6か月以上先までであることや帰りの航空券を持っていることなど(マレーシア)が、査証免除の条件となっている場合があるので、パスポートは、有効期間を調べて、管理しておく必要がある。また、パスポートは、有効期限の一年前から更新申請できるので、有効期限がそれより短くなった場合には更新しておくことをお勧めする。

 

 次の項の(その3)では、渡航先のマイナー情報やリスク情報とその入手方法について述べる。

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海外ロングステイの助走期間とビザ無し滞在(その1)

 海外旅行は、人の冒険心を満たし、非日常の生活を体験するには打って付けだ。その延長で、海外にロングステイしてみたいと思う人が出てくるのは当然だ。

 しかし、旅行業者の宣伝に乗せられて、海外でのバラ色の生活を夢見たり、贅沢(ぜいたく)な快適ライフを夢見たりすることは、避けなければならない。海外では、日本円が3倍の価値で使え、生活費が安いため、日本の生活費で、快適で贅沢な生活ができますよ、などの宣伝には乗せられないほうが良いのだ。

また、海外にロングステイしようと考えるなら、いきなり長期ビザをとって海外に出かけるのではなく、まず、その国や地域の気候風土や社会や文化に適応できるかどうかを、助走期間を設けて、実地に調査し、自らが試すことが必要だ。現地事情は、自らの目で直接現地を確かめことが必要なのだ。

このためには、現地を案内する旅行業者のツアーに入るだけでは、ダメである。なぜならば、そのツアーは、ロングステイの勧誘を目的としたツアーであったり、良いところだけを見せるツアーであったりすることが多いからだ。催眠商法張りに、現地で高額なコンドミニアムを買わされたり、高い賃料で長期間の賃貸借契約を締結されられたりしないように注意しなければならない。

また、現地の日本人や日本人コミュニティーの一見、好意的と思われる勧誘に乗せられないように注意する必要があるのだ。海外で日本人を騙(だま)すのは、日本人や日系人などの日本語ができる人物であることが多いと報告されているのだ。日本人の詐欺被害が多いのだ。

旅行業者のツアーや、現地のコミュニティーなどから完全に離脱し、できるだけ客観的に自分の目で、入念に現地調査をすることが必要なのだ。これには、バックパッカー的な旅行をするのが良いだろう。

海外ロングステイに失敗しないためには、この経験を積んで、現地の気候風土や社会や文化に、自分が順応できるかどうかを自らが実地に試してみてから、そこでロングステイをするか否かを決めることをお勧めする。

 そして、このためには、長期ビザをわざわざ文書申請する必要がない、観光目的の入国としてビザ(入国査証)の申請が不要な滞在期間内で、そのロングステイしようとする国や地域に出かけ、その期間内、現地で生活してみるのがいいのだ。そして、その生活が気に入れば、一度その国から出国して再入国すれば、再度、その時点からビザ不要の滞在期間を過ごせるのだ。

セカンドライフ・ビザなどを取って5年間や10年間などの長期ロングステイを志すなら、この査証免除の期間をフルに活用して、現地の異文化の様相を自らの目で確かめてから、それをするかどうかを見極めることが必要なのだ。それが、長期ロングステイの成功の秘訣なのである。

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海外ロングステイの成功の秘訣

マレーシアのペナン州にあるペナン島は、かつては東洋の真珠と呼ばれたリゾート地でありましたが、現在では、工業化の波に押され、ジョージタウン付近の海浜にはヘドロが漂う島となってしまいました。

その海浜の街である、ジョージタウンの近郊、ガ―ニードライブには、複数のショッピングモールがあり、その一部の最上階近くには、最新式の機材を備えたフィットネス・ジムもあります。また、海浜を臨む屋台街は、海辺の沿って約1キロメートル近くに伸びるショッピング街やレストラン街とともに一大商圏を形成しています。

そして、ガーニードライブとその周辺には、ホテルやコンドミニアムもたくさんあり、ロングステイヤーも滞在しています。しかし、このガーニードライブの海岸線の岩礁には、ヘドロが黒く付着し、風向きによっては悪臭が街内に押し寄せるほどです。せっかくのシー・ビューのコンドミニアムも台無しです。

また、この海岸線にそって西に伸びる自動車道を行くと、タンジュン・ブンガがあります。この地域にもホテルやコンドミニアムがたくさんあります。この地域には、路線バスの終点の回転場所付近に朝市や屋台街もあります。ジョージタウンのランドマーク・コムタという65階建ての円筒形に見えるビルの下や、ジェッテーといわれるフェエリー乗り場から、タンジュン・ブンガ行きのエアコン付きバスがたくさん出ています。

そのバスルートの途中にガーニードライブの入り口があり、タンジュン・ブンガ行きのどのバス路線を通ってもこの入口は通ります。ここで下車すると、ロータリー風に広がった道の前にファスト・フードの店、マクドナルドがあります。屋台街は、海側に回ると直ぐにあります。ここにも悪臭が漂うことがあります。

せっかくの美しさが、悪臭によって台無しです。ペナン州は、ジョージタウンの対岸にある半島部マレーシアのバタワースの工業地帯を含め、公害対策が急務なようです。

このペナン島を含むマレーシアには、観光目的であれば、ビザ無しでも入国から3か月間滞在できます。また、一度出国し、再入国すれば、さらに3か月間をビザなしで滞在できるという制度があります。つまり、1年間の内に6ヶ月間、約180日間をビザなしで滞在できるのです。180日とは十分に長い期間です。

5年間とか10年間の長期のロングステイを志すならば、この1年のうちの6か月、つまり半年をビザ無し滞在できるという制度を利用し、ロングステイの助走期間、ないしは、ロングステイのテスト期間として、じっくりと現地の気候風土や社会や文化に、自分が適応できるか、または、順応できるかどうかを試して見ることが必要です。これは、南国くらしのロングステイヤーがあこがれるタイの滞在の場合にも同じです。

このロングステイの助走期間、または、テスト期間を設けて、現地の気候風土や社会や文化についての見識を深めることが、ロングステイの落とし穴に落ちないための秘訣、ロングステイを失敗させないための秘訣です。つまり、ロングステイを成功させるための秘訣なのです。

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海外渡航のための「安全対策基礎データ」

日本の外務省が、WEBページ上で海外渡航者のために提供している渡航先の国や地域の情報には、「海外安全ホームページに危険情報やスポット情報、安全対策基礎データ、テロ概要などがある。

そのうち、比較的治安が良く、ロングステイ先として人気があるというマレーシアの安全対策基礎データのホームページにアクセスし、マレーシアの治安情報を見てみると、殺人や強盗、引ったくり、詐欺などの犯罪や交通事故などの被害が日本よりはるかに多いことが分かる。

そして、このWEBページでは、日本人渡航者の被害例や防犯の対策、日常生活上の安全・防犯対策上の留意点などを事細かくアドバイスしてくれる。

その上、関税や空港税のほか、査証(ビザ)や入国審査、滞在時の出入国審査の留意事項などについても、事細かくアドバイスしてくれる。

さらに、マレーシアでの触法行為については、日本では犯罪とならないポルノグラビアの所持についても、なにげなく日本で空港出国時などに購入した週刊誌にたまたまポルノグラビアが掲載されていて、ついウッカリこれを所持しているだけで犯罪になることなども、このWEBページは教えてくれる。

また、同じくタイの「安全対策基礎データ」について見てみると、首都のバンコクばかりではなく、地方都市のチェンマイなどでも、日本人の犯罪被害が多いことが分かる。

そして、在タイ日本国大使館のWEBサイトからは、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の流行のほかに、チクングニア熱といわれる蚊を媒介して感染するウイルス性疾患(伝染性の病気)が流行していることなども分かる。このチクングニア熱は、デング熱を媒介する蚊と同種のものにより、媒介されるという。蚊に刺されないための防虫対策が重要だ。

また、在マレーシア日本国大使館の独自のHPからも、マレーシアでの新型インフルエンザの流行や犯罪被害の発生の情報などが分かる。

さらに、在外公館地域安全手引というWEBページもある。これをマレーシアで見れば、在マレーシア日本国大使館やペナン日本国、在コタキナバル日本国総領事館などがあり、これらのホームページからも、各地域の特殊事情の詳細などが分かる。

ロングステイや短期的な海外旅行などで海外渡航する際には、これらのアップツーデートな情報を有効活用したいものである。特にロングステイヤーは、常に新しい情報の入手に心がけるべきであろう。

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ミラクルなオタマジャクシと小魚

北陸の石川県では、空から大量のオタマジャクシや小魚が降ってきたという。原因は、不明だそうだが、推測に基づく諸説が飛び交っているようだ。

それは、竜巻によって空高く舞い上がったものが落ちてきたのだろうとか、水鳥が飲み込んだものが、空中で何らかの事情で吐き出されたのだろうとか、である。

しかし、管轄する気象台の話では、オタマジャクシや小魚が降ってきた時間の前後には、竜巻は発生していないという。また、水鳥が飲み込んだものが吐き出されたにしては、オタマジャクシや小魚に消化された形跡がないという。実にミラクルだ。

日本各地に点在する湖沼に中には、周りの水系や湖沼とは隔絶したものがあるが、これらにも魚やオタマジャクシが棲息していることがある。

オタマジャクシは、その親のカエルが陸上を移動することができるので、その湖沼が周辺の水系や湖沼と隔絶していたとしても、そこに存在することには何らミラクルは感じない。しかし、魚の場合には、陸上を移動できるトビハゼやムツゴロウなどの仲間ではない限り、そこに存在するのはミラクルだ。

しかし、ペリカン風の水鳥が、オタマジャクシや小魚をそのノド袋にたくさん貯め込んで、空高く飛んでいる最中、オオタカなどの猛禽類に襲われたとしたらどうだろうか。慌ててノド袋に貯め込んでいた小魚やオタマジャクシを吐き出して、一目散に逃げ出すこともあるだろう。

また、その水鳥が、鳥インフルエンザに感染していて、空高く舞い上がったところでひどいセキやクシャミをしたらどうだろうか。ノド袋に貯め込んでいたオタマジャクシや小魚が、そのセキやクシャミなどの飛沫とともに空中に放出されることもあるだろう。

そしてこんなとき、吐き出された小魚やオタマジャクシは、たまたま吐き出された空の下が、たまたま閉鎖水系の湖沼であっても、そこに生還し、生き長らえて子孫を増やすこともあるだろう。これは小魚やオタマジャクシの空中移動説だ。

これは、他の水系や湖沼から隔絶した湖沼にも、魚が住んでいる理由なのかも知れない、などと考えると楽しい。ただし、仮説の域を出ていない。検証が必要だ。誰かが研究テーマにして、究明して欲しいと思う。

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異文化の様相(1) 公衆便所・その5

東南アジアなどの国々の水道ホースや水桶に溜め込んだ水で用を足した後に洗浄する方式のトイレは、床が水浸しになっていることが多い。便器は日本の和式と同様に平型で、それを跨ぐ方式である。このタイプで紙を使わずに水を使う訳だから、水は外にこぼれ、周りがビショビショに濡れてしまうのは仕方がないことである。このようなトイレに、底の薄い履物やスニーカーなどの布製の靴で入れば、足まで濡れてしまう。

次に欧米の国々の洋式トイレについてであるが、便座に素肌を触れて腰掛ける訳であるから、あまり気持ちいいものではない。他人がむき出しの素肌を触れて使ったことを考えると、何か使い捨ての紙の便座カバーでもあれば良いだろうが、そういうものは欧米の一般のトイレでは見かけたことがない。

日本では、一部の洋式トイレでは、便座の消毒液や紙の使い捨て便座カバーを備えている場合がある。しかし、欧米の洋式トイレでそこまで丁寧に衛生管理を徹底しているトイレは少ないだろう。

しかし、日本人が良く利用するような有名ブランド商品などを売る店や高級ホテルのトイレには、そういうものが特別にしつらえてある場合があるのかも知れない。

また、トイレット・ペーパーについてであるが、日本では、トイレット・ペーパーと言い、ひと巻きで直径が12~3センチメートルのロールである。しかし、欧米では、多人数か使うトイレのペーパーは、一般にトイレット・ロールと言い、ひと巻きの直径が50センチメートル前後の大判である。ペーパーを引き出すと、紙でできたドラムがガラガラと回転しているように見える。ロール全体がガラガラと回りながら、ペーパーが出てくるのである。

このトイレット・ペーパーの様式一つをとっても、日本文化の繊細さと、欧米文化の大胆さという文化の様相の違いが出ているように思う。

米国の有名観光地、グランドキャニヨン国立公園では、コロラド河が流れる谷底へ下るトレイルに幾つかの公衆便所がある。その洋式トイレの一つに入った時のことであるが、そのあまりの汚さに驚いたことがある。尾籠(びろう)な話ではあるが、洋式便器の内と外に汚物がこぼれて、流れずに溜まっていたのだ。しかし、急を要する用足しの場合には、あれこれ言っていられないので、仕方なしにそれを利用したが、凄く後味が悪かった。

これらを考えただけでも、日本のトイレは、和式、洋式にかかわらず、快適で衛生的に思える。日本の場合には、行政も国民も、公衆衛生についての意識が高いように感じるのだ。これがトイレの衛生管理にも生かされている。

すべての世界を隈なく歩いた訳ではないが、世界各国の公衆便所の中で、日本のものが一番きれいではないかと思うのだ。一般に、よく掃除が行き届いていて、管理が良い。一部の山間地の公園などでは、掃除の手が行き届いていない場合があるが、押しなべてよく管理されていると思う。

臭い話ばかりを続けてきた。この辺で話題を変えたいと思う。次の項からの異文化の様相(2)は、堅い話ではあるが、公衆道徳についてである。

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異文化の様相(1) 公衆便所・その4

日本を除く東アジアの国々には、前の項に述べたような便所の遠回し表現があるのかどうかは知らない。台湾では、確か道路沿いの公衆便所に「厠處」と表示されていたように記憶している。ここのトイレでは使用料は無料であった。

ところで、「厠處」の漢字「厠」は、日本語の訓読みでは「かわや」と読む。そして、「厠」とは、川の上に掛けて作った屋の意で大小便をする所、と広辞苑にはある。昔は、川の上で用を足していたのであろう。また、「處」とは、日本語の漢字の「処」の旧字体で、「所」の意味であるから、解り易い。

余談だが、そのトイレの外側には、洗面台が並んでいて、確か「盥場」などと表現されていた様に記憶している。「盥」とは、日本語では「たらい」のことであり、洗い桶のことである。つまり、洗面器も「たらい」と言うのだ。現在の台湾で使われている漢字は、日本語の旧字体の漢字が多く、日本人には解り易い。これは、中国で現在使われている簡体漢字が解り難くなったのとは、対照的だ。

韓国では、トイレのことを「ファジャンシリ」という。韓国語を知らなくても、大概の観光地の売店などで、“Excuse me, but where is a ファジャンシリ?” のように、英語韓国語混淆(こんこう)で訊(き)くとトイレを教えてもらえる。韓国でも観光地の公衆便所の使用は一般に無料のようだ。

そして、韓国の人たちは一般に、道を尋ねたり、物について質問したりした場合に、大変丁寧に応対してくれる。特に慶州や釜山などの地方都市の人たちが親切だ。道を訊くと、わざわざ先導して教えてくれる程だ。これには、大変かしこまってしまう。「コーマスプニダ」と思わず声が出てしまう。

中国でも、観光地の公衆便所は無料であった。ただし、中国の便所は、大便器を囲う壁はあるものの、その扉(とびら)の上下が開いていて、用を足している姿が外から容易に覗(のぞ)かれてしまうのが多いのだ。

そして、その扉は、前が大きく開いていると思ってそちらを注意していると、裏側も開いているという仕様であった。用を足していたAkkii が気が付くと、裏側から現地ガイドがこちらをじっと見つめているという仕儀(しぎ)であった。しまった、お粗末な一物(いちもつ)を見られてしまったか、と思ったものである。文化の違いと言うものは、恐ろしいものである。まさに異文化である。

なお、東アジアの国々である、台湾や韓国や中国、そして日本の公衆便所が、使用料が無料であることが多いと言う事実は、前々項までで述べた東南アジアや欧米の国々での有料トイレの話は、どうやら東アジアの国々だけには汎用化されえないことを示しているようである。

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異文化の様相(1) 公衆便所・その3

日本語では、便所の表現に古来より様々な言葉が使われてきた。例えば、洗面所、御不浄(ごふじょう)、はばかり、雪隠(せっちん)、厠(かわや)、便所、お手洗い、化粧室、WC、パウダー・ルーム、トイレット、トイレ、などである。この内、トイレやトイレット、パウダー・ルーム、化粧室、お手洗い、洗面所、御不浄、はばかり、雪隠などは、便所というストレートな表現を遠回しに言い表すために、工夫されて使われてきたのだろうか。現在では、外来語から来たトイレが最もポピュラーな表現のように思う。

西欧の代表的な言語、英語でも、ホテルや劇場などの便所のことを遠回しに “REST ROOM” と表現した言葉が使われることがある(ジーニアス英和辞典、大修館書店)。また、洗面所のことを “BATHROOM“とも言う。そして、トイレに行きたいということを、”Nature is calling to me.”などと表現したりする。

この遠回し表現に倣(なら)ってか、外国人の観光客も多い日本の有名観光地、奥日光でも、竜頭の滝の入り口駐車場にあるトイレには、その外壁に“REST ROOM”と表現されている。もちろん、そこは休憩所ではなく、公衆便所なのである。

また、英会話表現で、「トイレはどこでしょうか、トイレをお借りしたいのですが」と言う場合に “I’ve got to go.”  Excuse me, but where can I go? という様に、トイレを明示する言葉を省いた遠回し表現が使われることがある(参照:ジーニアス和英辞典、大修館書店)。

一方、日本語でも、大小便をすることを「用を足す」や「用足しに行く」と遠回しに表現することがある。そして、ハイキングや登山などでは、女性が大自然の中で大小便をすることを、一般に「花を摘む」や「花摘みに行く」などと遠回しに表現したりする。

これは、本来は小便をすることを意味していたのだろうが、女性の用を足す姿からは、大なのか小なのかは判然としない。したがって、大便、小便のいずれの場合も「花を摘む」となったのであろう。また、この方が、自然負荷が大きい大便の場合でも、それを明示しないことで、その恥ずかしさが和らぐのだろう。ちょっと、尾籠(びろう)で臭い話ではあるが・・・。

そして、休憩の時などに、「ちょっと、お花を摘んできま~ス」などのように表現して、岩陰やハイマツ帯の藪(やぶ)の中に分け入ったりする。すると、これを知らない登山の初心者などは、高山植物の花を摘んだりするのはけしからん、と誤解したりすることがあるのだ。

Akkiiも、登山でリーダーを務めていた際に、「こんな所で高山植物の花を摘んで良いのですか」と、その山行に参加していた初心者から訊(き)かれたことがある。その目には明らかに、何で「花を摘んできま~ス」と言うのに、リーダーが注意しないのだ、という批判の光があった。高山植物は保護しなければならないのはもっともだが、実際に「花を摘む」訳ではないのだ。

また、ハイキングや登山中の男性の場合は、小便をすることを「小雉(こきじ)を撃つ」と言ったりする。これは、男性の一物(いちもつ)をキジ撃ちの鉄砲に見立てた、ユーモアを交えての遠回し表現である。一方、大便をすることを「大雉(おおきじ)を撃つ」と言ったり、単に「雉を撃つ」や「雉撃ちに行く」と言ったりする。

それは、「ちょっと、大雉を撃ちたいので先に行っていてください」などのように表現するのだ。こういう場合には、その臭いから逃(のが)れるため、少し先に進んで待つことにする。

なお、大便のことを「糞(くそ)」とも言うが、これをストレートに、「糞(くそ)をしたいので先に行ってください」と表現されては、目に見えるようで臭すぎる。これよりは、先の「大雉を撃ちたい」は、遥かに柔らかく感じる遠回し表現だ。これらの遠回し表現は、アウトドア・アクティビティーのテクニカルタームと言えるだろうか。

以上のことから考えると、洋の東西を問わず、一部には便所や大小便をすることをストレートに表現することが、「はばかられる」という文化がある、ということなのだろうか。面白い現象である。

ところで、日本人男性の街角での立小便は、欧米圏からは奇異に見られて、野蛮人の姿であると捉えられたりしている。また、一般に、日本人は男女を問わず、野山で平気で用を足すことができるが、欧米人は、これを極端に我慢する。

特にハイキングや登山に参加した欧米人の女性の場合は我慢する。本人には凄く苦しいだろうが、トイレのあるところまで我慢するのである。これには驚くばかりだ。文化の違いなのであろう。まさに異文化の様相である。

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異文化の様相(1) 公衆便所・その2

マレーシアのペナン島はジョージタウンにあるランドマーク、65階建ての円筒形の現代的な建物は、コムタという。ここには、最上階近くに展望レストランがあり、その階下にマレーシア政府観光局のペナン支局がある。このペナン支局からもジョージタウンの町並みが一望できる。ここでは、ペナン島案内の日本語版の無料パンフレットやロングステイのためのビザ取得の案内書などを入手できる。

また、ビル内には、ペナン州の州庁も入っている。その他、各種商店やレストラン、ファスト・フードの店なども沢山入っていて賑わっている。マクドナルドも2店舗入っている位だ。つまり、公共性の高い建物なのである。

ところが、このランドマークのコムタのトイレは有料である上に、トイレにはトイレット・ペーパーがない。トイレを覗いてペーパーがないのに気付いたAkkiiは、トイレ使用料を集金していた女性係員にそれを告げて、ペーパーを要求した。するとその係員は、トイレでは紙を使うのは禁止されていると言うのだ。ゴムホースから水を出して、手で洗うのだと言うのである。

そして、トイレにはそのゴムホースがあるのだ。これを使って、用を足した後始末をしたAkkiiは、水流の調整に失敗し、パンツからズボンからビショビショにしてしまった。南国の熱帯であるから、水に濡れてひんやりした感触は心地良い。しかし、見た目にはお漏らししたみたいで極めて格好が悪い。

トイレから出て、女性係員に濡れたズボンを示し、“Its too difficult to wash my ……” と言うと、同情の眼差しながら係員は笑っていた。仕方なく、6階にあるマクドナルドでコーヒーを飲みながら、それが乾燥するまでの時間を稼いだ。気温が高いせいか、乾燥が早い。

タイやマレーシアなどでは、高級ホテルや外国人が詰め掛けるショッピング・モール以外では、公共の建物ですら、ほとんどの便所にトイレット・ペーパーは用意されていない。また、トイレにゴムホースがあるのは良い方で、水桶にヒシャクが置かれた方式も多い。公衆便所の様式が違うのである。

お尻の洗浄は左手使用である。したがって、公衆の目の届くところで、左手で食べ物を掴(つか)んで口に頬張ったり、左手で握手を求めたりすると、これらの国々では軽蔑の眼差しに会うので注意が必要だ。また、左手で子供の頭を触ったり、撫でたりすることは厳禁だ。それは、左手が不浄の手であるということばかりではなく、特にムスリム(イスラム教徒)にとっては、頭は神聖な部位とされており、これに他人が触れることを忌み嫌うからである。日本とこれらの国々では、文化が違うのである。まさに、異文化だ。

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異文化の様相(1) 公衆便所・その1

 「異文化」とは、広辞苑には「生活様式や宗教などが(自分の生活圏と)異なる文化」とある。ところが、「異文化」という言葉は良くないと言う人がいる。これは、いわゆる「言葉狩り」派の主張である。これは、タイの少数民族である「アカ族」の「族」という言葉は差別用語なので、「アカの人びと」と呼ぶべきだ、という主張と軌(き)を一にする。

しかし、言葉は、表現の手段なのであるから、わざわざ「アカ族」という用語で指し示されてきた人たちの呼称を「アカの人びと」に制限したり、「異文化」という言葉を使うことを否定したりして、日本語での表現力を減衰させるべきではない。よって、ここでは、「異文化」という言葉を堂々と使うことにする。

ところで、海外旅行先でトイレに困った人たちが多いと聞く。まず、日本では、無料で使える公衆便所が結構ある。街内でも、デパートや公園などにも無料トイレがある。コンビニエンス・ストアでは、買い物をしなくてもトイレを貸してくれる。また、トイレット・ペーパーは、ほとんどのトイレに用意されている。

 しかし、海外に出かけてみると、トイレがほとんど見当たらなかったり、トイレ使用が有料であったりで、苦労することがある。勢い、ファスト・フード店や、レストランに入って、必要もないメニューを見て、飲食物を注文したりすることもある。西欧の諸国ですらそうだ。日本以外の多くのアジアの国々でもそうだ。 また、トイレット・ペーパーが置いていないのは当たり前だ。

 欧米のガソリンスタンドでは、トイレにがっちりと鍵をかけていたりして、給油したお客にしかトイレを使わせない所が多い。日本とは違う文化だ。

特に困るのは、トイレット・ペーパーを使ってはいけない国々だ。東南アジアに多い。トイレには、お尻の洗浄用に水道蛇口に直結されたゴムホースがあれば良い方で、水桶にヒシャクといった所が多い。これらのトイレの使用方法は、左手を使って、ホースやヒシャクで水をかけ、お尻を洗い流すのだ。南アジア(インドなど)や東南アジアなどでは、左手が、不浄の手と言われる所以(ゆえん)だ。

 このゴムホースの使用方法に慣れないと、下着やズボンやスカートがびしょびしょになってしまう。これらの国々に出かける場合には、風呂場などでシャワーなどを使って練習し、習熟しておくことをお勧めする。シャワーヘッドは、水流を散水から直水に変えられるものは、そのままでも良いが、それが出来ないものは、シャワーヘッドを外し、ホース状にして水を出すと良い。これを使ってお尻を洗うのは、殊の外(ことのほか)難しい。特にズボンを穿(は)いている場合には難しい。

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海外ロングステイの落とし穴に落ちないために

海外ロングステイには落とし穴がいっぱいあり、それが待ち構えている。海外ロングステイで失敗しないためには、この落とし穴に落ちないように十分注意することが必要だ。

まず、落とし穴として待ち構えているのは、異文化の実態を最初に肌身で感じた際のカルチャーショックだ。これは、外国の異文化の様相を知らないままで、現地でロングステイを始めることからくる弊害だ。これは、うつ状態などの適応障害にまで発展する可能性があるのだ。

このカルチャーショックの激震に見舞われ、ロングステイを途中で投げ出してしまう人が多い。この激震を緩和するためには、あらかじめその異文化の様相を知っておく必要がある。それには、文献研究と現地視察が重要だ。

ロングステイを薦めるパンフレットや案内本を読んだり、ロングステイの宣伝のためのプロモーション・ビデオを見たりするだけでは、ダメである。これらにより、ロングステイの素晴らしさだけが強調されることにより、間違った情報を受け付けられてしまう恐れがあるからである。

文献としては、現地の実態を文化人類学的視点や社会学的視点、地理学的視点、そして、歴史学的視点などから記述した学術的な書籍が参考になる。それらには、その国の民族や文化、社会、歴史、政治、気候風土などについて、その実態を客観的に記述しているものが多いからである。

学際的な視点で書かれた紀行文も参考になる。ただし、興味本位で書かれた紀行文は、読者が読んで楽しめる点が強調されていることがあるので、注意が必要だ。

現地視察としては、旅行会社などが主催する現地の下見ツアーなどもあるが、それに参加しただけでは、ダメである。なぜならば、下見ツアーは、ロングステイを勧誘することを目的にプログラムされており、参加者のロングステイへのモチベーションを高めるためだけに企画されている恐れがあるからである。

また、その下見ツアーは、参加者に、見て不愉快な異文化の実態を知らせないままに、ロングステイが素晴らしいという点だけを強調して、間違った情報を植えつけられてしまう恐れがあるからである。

また、現地視察としては、旅行会社が主催する海外旅行ツアーに参加することも有効であるが、これも異文化の実態の一部しか見ないで終わってしまう恐れがある。なぜならば、旅行ツアーは、参加して楽しめるという視点から企画されていることが多く、見て不愉快な異文化の実態を参加者に触れさせないという懸念があるからである。

 したがって、現地視察は、自分の目で実地に調査することが重要である。これには、バックパッカー的な旅行が効果的である。旅行会社やロングステイを勧める業者のツアーから完全に離脱し、自分の目で現地を見て、体験することが必要なのだ。

 また、カルチャーショックの激震を避けるためには、ロングステイの試行期間ないしは助走期間を設けて、徐々に現地の気候風土や社会や文化に馴染んでいくことが必要である。

これには、いきなり長期滞在のビザを取得して、ロングステイに入るのではなく、現地に観光目的で入国した場合に許可される30日や3ヶ月などの滞在可能日数を使い、宿泊料金の安いホテルなどに泊まって、現地で実際に生活してみるのが良い。国によっては、1年間に実質的には6ヶ月までビザなしで滞在できることもある(マレーシア)。6ヶ月とは約180日である。十分に長い期間であるから、これを活用してみよう。

そのほかにも、ロングステイの落とし穴は沢山ある。現地のアコモデーション確保のための不動産取引で詐欺に遭うなどの問題や、娯楽として享受できる日本語放送のテレビ番組があるかどうかなどや、公共交通機関などの社会的インフラの整備状況、現地の日本人コミュニティーの問題など、沢山の落とし穴があるのである。

「落とし穴」とは、「陥穽(かんせい)」とも言う。これらの陥穽に落ちないように、入念な対策を練り、準備万端整えてロングステイを始めることが、ロングステイを成功させるための秘訣なのである。

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青葉若葉の季節に

街路樹のハナミズキが満開だ。白花のものと淡いピンク色のものがある。

つい先日まで桜が春爛漫の主役であったが、桜は葉桜となり、新緑の緑に加勢している。銀杏並木も若葉が揃って美しい緑色を呈している。周りには、フジの花房が目立つようになった。中には園芸種として開発された芳香を放つフジの花もある。また、ほとんど香り立たないものもある。

越谷の市庁舎脇に流れる元荒川側の土手の藤棚も、紫色のフジの花房を垂れ下げ始めた。また、藤棚の上はフジの若葉に覆われ出し、棚の下の日陰を色濃くし始めた。

その後ろの土手の斜面に数本ある枝垂(しだ)れ柳も、流れるように垂れ下がる若葉の緑がすがすがしい。そよ風に揺らいでいる。土手の芝生も、明るい緑で生き生きと、そして青々としている。

自然は、確実に青葉若葉の季節に移ろいつつあるようだ。

日本には四季がある。四季が美しい。これは、日本が温帯モンスーン帯に属するからだ。熱帯や亜熱帯の南国暮らしでは味わえない、豊潤な色合いをもたらす四季だ。

そしてこの四季の移ろいから季語が生まれた。それは俳句や短歌に詠まれる。俳句や短歌を詠む趣味の会が盛んだ。初夏がもうすぐだ。

そこで、愛好している有名な俳句を一句。

目に青葉、山ほととぎす 初鰹

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失敗しない海外ロングステイのために

海外にロングステイを始めると、異文化コミュニケーションの努力をしなければならない。日本と外国は、文化が大きく違う。すぐ近くにある東アジアの国々でもそうだ。東南アジアの国々は、もっと違う。アングロサクソンの文化が色濃いオーストラリアやニュージーランド、カナダなどもそうだ。その結果、ロングステイを始めると、大なり小なり、カルチャーショックを受けることになるのである。

その強烈なカルチャーショックを回避するためには、事前にその異文化の有様を知っておくことが必要である。いろいろな文献を通じて、また、記録映像などを通して、現地に出向かなくてもできる学習方法があるのだ。

ここで注意しなければならないのは、ロングステイのための宣伝用パンフレットや案内本、それにプロモーション・ビデオなど宣伝用ビデオを見ただけでは、本当の学習にはならない恐れがある、ということである。それらの資料は、ロングステイをしたいというモチベーションを高めることを目的に制作され、都合の良いところだけを説明したり、案内したりして、本当の異文化の様相を伝えていない恐れがあるからである。

この学習には、文化人類学や社会人類学的視点から、また、歴史学の視点から、ありのままにその国家や民族の歴史、文化、宗教、社会、政治などについて述べている文献が役に立つ。この文献としては、学際的な観点からの紀行文なども役に立つであろう。ただし、興味本位に書かれた紀行文には注意が必要だ。

そして、その上で、実際にロングステイしたいと思う海外の現地を訪ね、自らが実地に調査し、異文化の様相を検証しておくことが必要だ。そうしておけば、異国でロングステイを始めても、カルチャーショックが小さくて済むであろう。

このロングステイの現地調査には、旅行業者が行うロングステイの下見ツアーや海外旅行ツアーに参加しただけでは、ダメである。それは、そのツアーの目的がロングステイの宣伝であったり、楽しめる海外旅行として企画されたりして、見て不愉快な、本当の現地の異文化に参加者を触れさせない恐れがあるからである。特に下見ツアーの参加者は、本当の異文化の様相を見せられないで、判断を狂わされる懸念があるのだ。

ロングステイを志すロングステイヤーが、これらの異文化の様相を知らないままで、現地で生活を始めたとしたら、カルチャーショックの激震に見舞われる恐れがあるのだ。特に、海外移住などを考えて、5年間や10年間などの長期滞在ビザの取得を目論んで、ロングステイを始めた場合には、悲惨な結果となる場合があるのである。途中でロングステイがいやになったりしてロングステイをあきらめ、現地に投下した資金の回収もできないで、夢に描いたセカンドライフを惨めにも後悔の念の淵に沈めることになる場合がるのだ。

その結果として、臨床心理学で言う自我防衛機制の合理化などが発生する。あのイソップ物語にでてくるキツネの「すっぱいブドウ」の反応のようにである。自分がその海外で生活を始めたのは、そこが素晴らしいからだ、楽しいからだ、そして、便利で快適だからだ、と自分に言い聞かせながら、長い日々を過ごすことになる恐れがあるのである。

それを回避するためには、事前に入念な現地調査を自らが行い、できるたけ客観的な目で異文化の様相を捉えておくことが必要なのだ。海外ロングステイで失敗しないためには、ロングステイ先の現地調査を、異文化の様相を探求する視点で行うことが必要なのである。

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海外ロングステイには入念な現地調査が必要だ!

最近、海外でロングステイしたいと考えている団塊の世代が多いと聞く。この目的が、これらの中高年者が、冒険心を満たし、非日常性を求めて長期に「海外旅行」をするというのなら大賛成だ。

 しかし、現地では生活費が安く、日本と同じ費用をかけたら快適ライフができて贅沢ができる、などとの考えで、海外でのロングステイを考えていたら、それは間違いだ。ロング・ステイヤーには、海外旅行費プラス滞在費プラスαの費用が必要なのである。

 最近、タイやマレーシアで、1人1ヶ月5万円から6万円で快適ライフができますよ、などの宣伝ビデオや案内本が日本人の手によって発行されているようであるが、これは日本人を現地に引き入れるための宣伝である。天敵に狙われたヤドカリが貝殻にじっと閉じこもっているように、どこにも出かけることもなく生活したら、あるいは1人1ヶ月5~6万円で暮らせる場合があるのかも知れない。

 しかし、これでは快適ライフとは程遠い。それは、最近では、タイやマレーシアなどでも、年々物価が上昇し、コンドミニアムを長期賃借して満足な生活をするのには、夫婦2人で1ヶ月20万円はかかるであろう、という現地からの報告もあることから分かる。

マレーシアのクアラルンプールやタイのバンコクなどは、熱帯性気候で、すごく蒸し暑いのだ。確かにこれらの国では、ゴルフをするのには費用が安くて済むし、食事も現地のメニューで満足であれば、フードコートや屋台で安く済む。

 しかし、日本食レストランや回転ずし店では日本より食事代が高くつくし、日本の食材をスーパーで買い求めたら、普通は日本の2倍から3倍の価格は取られる。つまり、日本人が、日本で普段に食べている食事をしようとしたら、食費が日本よりも高くかかるということである。

 道路交通では、一般走行するドライバーの交通マナーも悪い。日本でゴールド免許を持って安全運転していた人でも、これらの国で車を安全に運転するのは困難であろう。割り込み、追い抜き、暴走は普通である。その上、一方通行が多い上に、バイクの走行も多く、運転も乱暴で危険だ。

 そして、マイカーを持つ場合の税金がベラボーである。その上、共交通機関のバスやタクシーのドライバーは、日本では考えられないほどの無法ぶりである。

 現地事情は、自らの目で直接現地を確かめるのが良いだろう。これには、現地を案内する旅行業者のツアーに入るだけでは、ダメである。なぜならば、そのツアーは、ロングステイの勧誘を目的としたツアーであったり、良いところだけを見せるツアーであったりすることが多いからだ。

旅行業者のツアーから離れ、できるだけ客観的に自分の目で、入念に現地調査をすることが必要なのだ。これには、バックパッカー的な旅行をするのが良いだろう。海外ロングステイに失敗しないためには、この経験を積んで、現地の気候風土や社会や文化に、自分が順応できるかどうかを自らが実地に試してみてから、そこでロングステイをするか否かを決めることをお勧めする。

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海外にロング・ステイする人たちの意識と行動

 ロング・ステイヤー(long stayer)とは、ロング・ステイする人、つまり、長期に滞在する人のことである。海外旅行でこの言葉が使われる場合は、海外に長期滞在する人のことを指す。ロング・ステイの概念はまちまちであるが、一般に2週間を超えて滞在する場合をロング・ステイと言っているようである。

  最近、海外で生活したいと考えている中高年者が多いと聞く。この人たちの中には、ロング・ステイというよりも、5年間とか10年間とかの長期間のビザをとって、移住したいと考えている人もいるようだ。この人たちのその欲求の背景には何があるのであろうか。不思議なのでそれを探ってみた。

  日本人で、駐在経験などで海外生活の長い人たちや海外旅行をたくさん経験している人たちの意見を聞くと、やはり日本が一番住みやすいという人が多い。Akkiiも、日本が一番住みやすいと思っている。 

  それは、日本での生活は、衛生的で安全であるし、社会的インフラも整っていて便利であるからだ。水も水道水が飲めるし、空気もきれいで、その他の環境もきれいである。また、治安も最近悪くなったというが、海外のいろいろな国と比較してみれば、治安はいい方である。銀行や貴金属店の入り口に自動小銃を構えた警備員なんていない。以下は、タイとマレーシアを中心に、Akkiiiの実体験を交えての論評である。

  タイやマレーシアが比較的治安が良いと言っても、このような警備員の配置が必要なほど、日本と比較すれば治安は良くない。窃盗やスリの発生率は日本の比ではないであろう。建物のベランダを見れば分かるが、オープン・エアの空間は、金網や鉄格子、アクリル板などで、外からの侵入者が入れないように厳重に仕切られ、防御されている。これは、ソウルや香港などでも同じだ。

  ロング・ステイヤー向けのコンドミニアムの紹介のパンフレットを見ると、24時間警備員常駐で安全である旨の説明があったりするが、銃器を携行した警備員を配置した集合住宅が多いのだ。これほど、治安は良くないということなのだ。

また、パンフレットにはプール付きでフィットネス・ジムがあるなどと記載されているが、プールで泳いでいる人はほとんどいない。また、日本人には、衆目を集める屋外プールでは恥ずかしくて泳げないであろう。フィットネス・クラブなら、Akkiiも会員登録しているが、日本の方が衛生的で設備もいい。

  それでも、このような海外で生活したいという意識の背景には何があるのであろうか。それは、日本は物価が高いので、安い海外で生活すれば、経済的に楽に暮らせて贅沢できるという幻想を抱いているからではないだろうか・・・。

  確かにゴルフをするのには料金は安いし、現地並みの食生活に甘んじようと思えば、食費も安くて済む。これは、現地のフードコートや屋台で食事をした場合には、そうであろう。しかし、日本食を食べようとしたら、日本食レストランの料金は高いし、日本の食材を現地のスーパーで買い求めようとしたら、普通は日本の2倍から3倍の値段である。

  交通の利便性を考え、マイカーを持とうとしたら、税金はベラボーに高いし、交通マナーが悪く、日本でゴールド免許を保持していた人でも、ここで安全運転に徹するには相当の困難があるであろう。 割り込み、追い抜き、暴走など、周りの交通は、日本の常識をはるかに逸脱しているのだ。

  それならば、公共交通機関を利用すればいいだろうと思う人もいるかも知れない。ところが、バスのドライバーは平気でタバコを燻(くゆ)らせながら、吸い終わったタバコは平然と窓の外にポイ捨てはするわ、窓の外につばきは吐くわ、である。乗客がバスのステップに乗ったか乗らないうちに、ドアも閉めずにバスを発車させるのは当たり前。

  旅客を乗せていての急ブレーキ、急発進は、日本で第二種免許を所持しているドライバーなら、やむ得ない場合以外はご法度であろうが、これもお構いなしで、日常的である。坂道のヘアピンカーブでも減速することなく、乗客は遠心力で右に左に激しく振られ、いすの背もたれや肘掛に掴まっていないと、振り飛ばされて乗っていられない。

荷物が車内に転がって、あちこち移動してもお構いなし。日本では、荷物を運ぶトラックの運転手だって、絶対にこんな乱暴な運転はしないだろう、と思われるほどである。これは、マレーシアの有名リゾート地、キャメロン・ハイランドの長い坂道での経験だ。

  主要観光地では英語が通じることは多いが、バスのドライバーには、ほとんど英語が通じない。あらかじめ降車場所をドライバーに伝えていても、降車するためのボタンを押すとか、ワイヤーを引っ張るとかの操作をしないと降車場所でバスを停めてくれない。気が付いてクレームを言っても、知らんぷりだ。

  タクシーのドライバーは、混雑している地域に行きたがらない。渋滞している地域の手前で乗車拒否どころか、客をのせたまま運行中止である。そして、タクシー代はけんか腰で請求してくる。また、道を間違えた振りをしたり、知らない振りをしたりして、遠回りするのは日常茶飯事である。その上、タクシーの距離メーターは信用できない。

 

   また、日本に比べ、娯楽も少ない。特に日本の高齢者はテレビ鑑賞が娯楽の1番であるという統計があるが、これらの国では日本語のテレビ放送は皆無であると言ってもいい。テレビは現地語の放送に中国語や英語の放送が一部あるだけであるのが一般だ。なお、日本語のテレビ放送があるとすると、高級ホテルでNHKのニュース中心の海外向け放送が数時間放送されるくらいである。

   そして、コンドミニアムやマンションでは、ペットを飼うことも難しい。マレーシアは、イスラム教国であるから、アルコールはご法度なので、政策的に酒税を高く設定している。そのため酒類の価格が高い。また、宗教柄、犬を嫌う。街で犬を見かけることはほとんどない。タイは、犬が路上に放し飼いでうろうろして、糞がいたるところに落ちているが、犬に手を差し伸べたり、シッポを踏みつけたら、噛み付かれる恐れがある。そして、狂犬病が怖い。   

  これらの現実の海外事情を無視して現地に滞在し始め、現地の生活に馴染めずにいる人たちが多い。そこで現地の日本人ロング・ステイヤー同士で集まり、お互いに困りごとを解決するために協力するという尊い目的の名のもとにコミュニティーを作ったりしている。しかし、これをビジネスと考える人も出てきて、現地では弱者の立場の日本人をターゲットに利益を貪(むさぼ)ろうというビジネスが栄える。

  セカンド・ライフ・ビザやリタイアメント・ビザなどと呼ばれる長期滞在ビザの代行申請費用やコンドミニアムの賃貸料金や売買価額などは、日本人が営んだり、斡旋したりしている日本人向けの事業者に依頼したら費用や価額がベラボーであったりする。現地の相場を狂わせ、高騰させる結果を招いている構図がそこにはあるようだ。その結果、現地の日本人同士の確執や恨みつらみが起き、現地の日本人コミュニティーに亀裂が走るようになったりする。

このようなリスキーで不安定な社会に、日本での快適で安全な生活を捨ててまで入って行こうとするのは、冒険心を満足させ、日常とは違う生活を試みるという「海外旅行」という目的である、というのならば賛同できるし、理解できる。この「海外旅行」のロング・ステイなら大手旅行会社でも募集しているし、Akkiiも暇と金があれば、また、条件が許せば、この程度のロング・ステイなら、時々してみたいと思う。

しかし、現地の生活費が安いから贅沢な生活ができるだろう、などという幻想を抱いて、ロング・ステイをし出せば、必ず後悔することになるであろうから賛同できない。それは、タイやマレーシアの物価も年々上昇し、日本人が現地で、夫婦2人で賃貸のコンドミニアムを借りて満足に生活しようとすれば月々20万円はかかるとも言われているからである。また、現地での生活を途中で投げ出して日本に帰ってきたら、かえって費用が高くかかるであろうからである。    

快適な日本での生活環境は、金には代えられない日本人の貴重な財産なのだ。そして、世界には、日本に密入国してまで、また、不法滞在してまで、快適で安全な、そしてインフラが整っている便利なこの日本で生活したいと考えている人が多いのだ。

今、これらの国で、月5万円とか6万円で快適な生活できますよ、などの宣伝ビデオや案内本が出回っているようであるが、これは日本人を現地に引き入れるための宣伝であり、実際ではない。これらを信じて、海外にコンドミニアムを買い求めたりして、引くに引けないで困っている人が多いのではないかと思う。

  日本の都会の雑踏がいやで、住居費の高いのがいやなのだという人は、日本の田舎に移住することを検討してみたらどうだろうか。田舎暮らしもいいものである。これから海外ロングステイしたり、海外移住したりしようとする人は、この辺をじっくり考え、海外の現地情報を十分に把握し、検討してからにした方がいいであろう。老婆心、いや、老爺心ながら・・・。

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タイとマレーの国境越えとロンリープラネット

海外旅行中にバックパッカーに出会うと、外国人の多くが、「ロンリープラネット」という旅行ガイドブックを持っているのを目にする。この本は、分厚く、一部にグラビアのカラー頁があるが、基本的にはモノクロ印刷のガイドブックである。商業主義を排除し、実用本位であるのが、その人気の秘密であるようである。最近では、日本語版も発行されている。英語版、日本語版ともインターネットを介した通信販売で入手することができる。

  Akkiiも、タイとマレーシアを旅行するのに、英語版であったが、このガイドブックを使った。日本橋高島屋の真向かいにある書店、丸善の洋書コーナーまで出向いて、手にとって内容を見て買ってきたものである。結構、細かい部分まで出ていて、役に立つ。このロンリープラネットを利用して、タイからタイランド湾に浮かぶ離島のサムイ島とパンガン島を旅行し、陸路で国境を越えて、マレーシアに入国し、ペナン島を旅行した。

そのコースは、バンコク=航空機=サムイ島(1泊)=フェリー=パンガン島(1泊)=フェリー=サムイ島、ナ・トン(1泊。ハジャイ行きのフェリーとバスのセットクーポンを入手)=フェリー=ドン・サク港=バス=スラッターニー=バス=ハジャイ=バス=パダン・ブサール=バス=マレーシア・ペナン島ジョージタウンという、陸路の国境越えのコースであった。

タイとマレーシアの国境の街の雰囲気漂うハジャイは、ハート・ヤイともいうが、ここでは、マレーシアのペナン島のジョージタウン、チュリアストリートまで行くミニバスに乗り換え、陸路でボーダー(国境)を越えて、マレーシアに入国したのである。国境の街、パダン・ブサールではミニバスを下車し、それぞれの出入国ゲートで、各自で簡単な出入国カードを提出するだけであった。いろいろな国から来ているバックパッカーたちと一緒であった。

次に、マレーシアからタイへの戻りの行程であるが、ペナン島からバンコクまで戻るのには、ペナン空港からエア・アジアを利用した。これには、搭乗日前日に空港まで出向き、格安の航空券を手に入れておいたものである。このエア・アジアの飛行機は、座席指定ではなく、早いもの勝ちのシート確保方式であった。それを知らないAkkiiは、最後に搭乗したところ、最後部で天井が低く落ちている狭い座席に押し込まれる羽目になった。搭乗券に書いてある番号は、座席指定の番号ではなかったのだ。

 インドシナ半島の国、タイ、マレーシア、シンガポールなどでは、半島にある国から出国するための航空券を持参して、パスポートを持っていれば、ビザなしで入出国できる。したがって、バンコク往復の航空券があれば、国境を越えて旅行ができるのである。

 ペナン島では、空港まで出向いてハーツ社のレンタカーを借り、島内1周半のドライブもした。もちろん、島内ばかりではなく、ペナン大橋を通って、対岸にある半島部マレーシアのバタワースまで、足を伸ばした。レンタカーの返却場所は、ジョージタウンのハーツ営業所だ。アコモデーションは、当然、ペナン島、ジョージタウンの安宿街、チュリアストリートにある安いホテルであった。これは、現地に前夜10時ごろに着いてから宿を探し、チェックインしていたものである。

 マレーシアは、イギリスの植民地であった歴史があり、車は、日本と同じで左側通行である。したがって、日本で自動車を運転している人には、運転しやすい地域である。しかし、周りの車は凄いスピードで走るうえ、市街地は一方通行に車線も多く、バイクの走行が多いので、車の運転が得意ではない人には、お勧めできない。

 この旅行では、日本からバンコクまでの往復航空券は格安航空券を利用した。また、バンコクに着いた日の1泊と、日本帰国日前日の1泊は、あらかじめ格安航空券を手配してくれた旅行代理店でホテル宿泊を手配しておいた。したがって、バンコクの最初のホテルでは、帰国日前日まで、大きな荷物を無料で預かってもらうことができたのである。

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ペナン島旅行では「フェリーを利用すること」と「宿泊地はタンジュン・ブンガまで」

 ここに述べることは、マレーシアのペナン島へ、パッケージツアーやバックパッカーで行く旅行の際に、有用性のある情報である。

 空路でペナン島へ入ると、ペナン空港に着く。ところが、ペナン空港は、ペナン州の州都ジョージタウンからは、かなり離れた地域にあって、中心都市、ジョージタウンやガーニー・ドライブ、タンジュン・ブンガ、バトゥ・フェリンギなどへの交通は不便である。したがって、空路でペナン島に到着した個人旅行者は、一般的にタクシーを利用することをやむなくされる。

 しかし、ここは公共交通機関を利用することで格安に移動する方法があるのだ。それは、「フェリーを利用すること」であるが、不思議なことに、これは旅行ガイドブック等では、あまり紹介されていない。

 ペナン空港からジョージタウンに移動するバスは、観光客には分かりにくく、利用しにくいコースとなっている。そこで、ここは一度、ペナン大橋を渡るバスを利用し、ジョージタウンの対岸で、マレー鉄道の駅があるバタワースに行くのである。

つまり、バタワース行きのバスか、または、そこを経由するバスを利用し、バタワースで下車するのである。すると、クアラルンプール行きやジョホールバル行きなどの長距離バスが発着する広いバスターミナルがあり、ここに接続する屋根付きの歩道橋がある。

これを渡ると、ペナン島ジョージタウン行きのフェリー乗り場にすぐ着くことができる。この屋根付きの歩道橋には、途中にマレー鉄道西海岸線のバタワース駅への分岐もあり、駅がすぐそばである。歩道橋は、線路を跨(また)いでいるので、歩道橋から線路が見える。

 バタワースから乗船したジョージタウン行きのフェリーは、乗船したのかどうか分からない状態で出港する。上船客名簿なんてない。通路を通って改札を抜けると、ベンチがたくさんある。それに座っているといつの間にかフェリーであることが分かる。出航して周りの景色が動いているのだ。

遠くに見えていたジョージタウンが、だんだん近くなる。ランドマークの65階建てのコムタも見える。フェリーは、人と自動車、バイクなどの混載であるが、乗船客にはその様相は分からない。収容されているフロアが違うからだ。

ジョージタウンのフェリー乗り場は、「ジェッティー」という地名である。フェリーを下船し、歩道橋を渡ると、バスがたくさん停まっている道に出る。ここからチュリアストリート(チュリア通り)までは、歩いても20分くらいである。また、ここからは、タンジュン・ブンガやバトゥ・フェリンギ行きのバスも出ている。

チュリアストリートやコムタ経由のバスもある。これらを利用すれば、高いタクシー代を払わなくても目的地まで移動することができる。しかし、ペナン島北部の観光地、タンジュン・ブンガまでは、たくさんのバス便があるが、そこから先のバトゥ・フェリンギまでのバスは、エアコンも付いていない、ぼろバスで、便数も極端に少ない。

したがって、ペナン島をパッケージツアーや個人旅行で観光しようとするならば、宿泊地は、ジョージタウンから離れるとしても、「タンジュン・ブンガまで」にしておいた方が良いであろう。ここならば、コムタに行くにも、フェリー乗り場のジェッティーに行くにも、バス便も多く、便利である。そして、ジョージタウンの中心地への距離も近いので、タクシーを利用するにしても安上がりである。

そして、タンジュン・ブンガには、屋台街もあり、コンビニもあるのだ。また、朝市が行われるマーケットも、バスの回転場所近くにある。近くにはロングステイヤーが滞在するコンドミニアムも多い。ここからは、コムタ行きや、ジェッティー行きのバスに乗って、途中のガーニー・ドライブの入り口で下車すれば、いつも賑わっている海辺の屋台街にもすぐ行けるのだ。

次に、長距離バスの利用についてであるが、混雑して分かりにくいコムタ周辺から長距離バスに乗るよりも、バタワースのバスターミナルまで行って乗るほうが分かりやすいし、料金も安上がりである。このバスターミナルには、当日乗車券を販売する旅行会社やバス会社の窓口がたくさんあり、客引きもしている。また、マレー鉄道で北へ行くにも、南へ行くにも、ペナン島からの利用駅は、このバスターミナルと歩道橋で接続しているバタワース駅なのである。

つまり、ジョージタウンとバタワースを結んでいる「フェリーを利用すること」と「タンジュン・ブンガまで」が、ペナン島を観光するための利便性と経済性を高める、キーワードとなるのである。すなわち、そのフェリーの活用と宿泊地の選定が重要であるということである。そして、驚くことに、半島部マレーシアからペナン島に渡るときは、フェリー乗船料もペナン大橋通行料も有料であるが、その反対への移動は、そのどちらも無料なのである。

余談だが、朝9時過ぎに、バタワースからジョージタウンに通う大勢の通勤客が、フェリーに乗ってジョージタウンの港、ジェッティーにやってくる。人が下船して歩道を埋め尽くすと同時に、車道にはフェリーから大量の自動車やバイクが流れ出てくる。この人と車とバイクの流れを見ていると、この島の賑わい振りが見てとれるようだ。

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ドリアンは落果か落下

 フルーツの王様といわれるドリアンが道路に落ちていた。場所は、マレーシア、ペナン島北西部の道路。熱帯フルーツ・ファームの近くだ。道路の上を覆う熱帯性の樹木の中には、ドリアンの木々も多い。ドリアンの実も重そうにぶら下がっているのが見える。 

 ドリアンが落下していた位置から通り過ぎてしまったレンタカーをバックさせて、ドリアンを拾い上げた。適度に熟した、適当な大きさのドリアンである。もしかしたら、荷台につけた木箱にドリアンを満載したバイクが通っていったので、その荷台から落下したのかも知れない。また、もしかしたら、道路を覆うドリアンの木から、熟して自然に落果したのかも知れない。付近には、白茶けて萎(しぼ)んだドリアンが数個、転がっていた。

「落果」か「落下」。いずれにしても落ちていたのだ。車内に収納したら凄い臭いだ。慌てて持っていたレジ袋を二枚重ねにして、その中に入れ、袋の口を縛った。ところがドリアンは、その固い果皮のトゲトゲで簡単に二重のレジ袋を突き破ってしまうのだった。トランクに収納しなおして、安宿のホテルに急いだ。

普通のホテルにドリアンを持ち込むことは、厳禁。ご法度である。これを破れば、損害賠償ものである。その臭気が強く、部屋の隅々にまで立ち込め、なかなか消えないからだ。でも、地元の人も泊まる安宿は例外なのだろう。市場でドリアンは、普段に売っているのだから。

その臭いをとがめられることもなく、夜中に浴室で、持参していたアーミーナイフでドリアンを解体し、食べてしまった。食べると、その強烈な臭いは苦にならない。凄く美味い。さすが熱帯が育んだフルーツの王様だ。

口直しにワインを少し飲んだ。しかし、ドリアンとアルコールの取り合わせは、厳禁であることが、その後に分かった。体内で発酵し、命取りになることもあるという。後の祭りであったが、幸いにも体調には何事もなかった。

毎日、未明に、ホテルの近くにゴミ収集車がやって来るのを知っていたので、ドリアンの残骸はその収集場所に出しておいた。

暗い内から、イスラム教寺院の高楼にあるラウドスピーカーから、コーランを唱えましょうという大音量のアザーンの声が聞こえてくる。この安宿の窓は、遮音効果がほとんどなく、その大音量が部屋の中にまで進入し、毎日未明に目が覚めてしまう。それと前後して、ゴミ収集車の音が聞こえ、暗い内から、道にあふれたゴミを収集していくのだ。

朝になったら、すがすがしい天空の淵に、太陽が熱くギラギラと輝いていた。ここは南国、熱帯なのだ。

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一人ぼっちの惑星

ロンリープラネット(Lonely Planet)という旅行ガイドブックがある。これは、数年前、オーストラリアから来ていたALTのメアリーさんから教えてもらった。日本に来ている外国人旅行者の多くは、このガイドブックを愛用しているという。

彼女を日光観光に案内した際、東武日光駅から日光東照宮に向かう道を10分ほど歩いた左側に、目立たない、あまり綺麗とは言い難い食堂があった。ここがいい食堂だと彼女に薦められ、入ってみた。そこが驚きの食堂だった。いろんな言語で書かれたメモや絵葉書などが、店内の至る所に、所狭しと貼り付けられていたのだ。中には、見たこともない外国の紙幣も貼られていた。外国人旅行者に大人気の食堂であるらしい。

何でこの店を彼女が知っているのか尋ねてみた。すると、この店が『ロンリープラネット・JAPAN』に掲載されているからだと教えてくれた。ここで初めてこの旅行ガイドブックを知ることとなったのだ。なるほど、日本の詳しい情報を持ち合わせていない外国人旅行者には、このガイドブックに載った食堂は、いい食堂に思えるのだろう、と思った。この食堂の名前は、何だったか覚えていない。お客に対する扱いも粗雑で、味も今一だったのだけは、覚えている。

ロンリープラネット(Lonely Planet)とは、「一人ぼっちの惑星」と訳せるだろうか。バックパッカー(Backpacker)が、英語では独立旅行者(Independent Traveler)と意訳されることから考えると、このガイドブックは、バックパッカー用の旅行ガイドブックとして考案され、出版されたのだろう。実用本位で、ほとんどがモノクロ印刷である。そして、バックパッカーのバイブルとも呼称されているのだ。

WEB上のフリー百科事典、Wikipediaによると、ロンリープラネットは、2004年現在、118の国と650タイトルを数え、英語による旅行ガイドブックのシェアは25%で、世界一であるという。そして、英語のほかに、フランス語、ドイツ語、韓国語、日本語版など15言語版が存在するという。

このロンリープラネットを探しに、日本橋高島屋の真向かいにある丸善の洋書コーナーに出かけてみた。そこには、世界中のいろいろな国の『ロンリープラネット』が並べられていた。書棚を眺めながら、海外旅行へのモチベーションが高められていくのを感じた。

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バックパッカーと格安な旅行費用

バックパッカーが海外に出かけるとき、航空券をいかに安く上げるかがその技量の発揮どころであろう。航空券には、格安航空券といわれるものもある。そして、これを利用する方法もある。

また、格安パッケージツアーを利用する方法もある。格安パッケージツアーには、往復の飛行機とホテル宿泊のみをセットにしたものもある。最近では、現地での行程も、原則的にフリーというのもある。また、1日だけ、現地旅行社が主催する行程に付き合わされるというものもある。その多くは、買い物ツアーに長時間拘束されるというものである。

これらの格安パッケージツアーを利用して、「航空機延長」で日本への帰国日を延長するようにアレンジしてもらったほうが、比較的に割り安な費用ですむ場合がある。旅程日の途中までセットされているホテルには、旅行手荷物を無料で預かってもらうこともできる。

この「航空機延長」とは、宿泊延長を伴わないで、帰国日のみを延長する方法である。海外旅行を手配する旅行会社は、パッケージツアーの延泊で、宿泊を伴う帰国日延長を勧めたがる。しかし、バックパッカーが現地で自由に行動しようとする場合には、この宿泊先ホテルが指定され、宿泊地があらかじめ決定づけられてしまうことは、現地での自由さが制限されることを意味する。

したがって、その不都合をさけるため、宿泊延長(延泊)の手配はしてもらわないで、帰国日のみの延長により、帰りの航空機の確保をあらかじめ頼んでおくのである。この方法である「航空機延長」が、格安航空券を利用して、宿泊先を安宿などで別途手配するのと比べ、同じくらいに格安である場合があるのである。

大きな荷物は、現地のホテルなどに預け、バックパックを背負って、自由気ままに現地を旅してみよう。現地で1泊2日や2泊3日などの宿泊を伴う英語ツアー(ガイドが英語で案内してくれるツアー)に参加してみるのも楽しい。ネイチャー・トレッキングやジャングル・トレッキングなどでは、コテージやロッジに泊まるという英語ツアーもあるのだ。英語ツアーには、世界各地からの旅行者が参加してくる。共通語は英語であるが、それぞれのお国訛りの英語が飛び交う。

そして、英語ツアーは格安である。現地の旅行会社で、値段を相談しながら頼んでみよう。ここでは日本と違い、値切り交渉が重要な場合がある。旅行会社は、バックパッカーがよく集まる安宿街といわれる地域などに多い。タイのバンコクのカオサンロードや、マレーシアのペナン島のチュリアストリートなどである。日本人が良く泊まるホテルにもツアーデスクがある場合があるので、そこで英語ツアーと指定して頼んでみるのも良いだろう。

ただし、現地の旅行会社の信用度は、バックパッカーからの情報や、旅行ガイドブックなどで、事前に確認してからにした方が、良いであろう。中には、悪質な業者もいるからである。

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バックパッカーの海外での荷物の預け方

海外に出かけるとき、滞在期間が長い旅行である場合には、荷物が多くなりがちである。当然、旅行用カバンの大型を持っていくのが定番となる。しかし、バックパッカーは、文字どおりバックパック、つまり、リュックサック(ザック)を背負って宿泊を伴う旅行をするのである。このほうが、両手も使えるし、公共交通機関なども利用できるので、行動範囲が広がる。

ところで、バックパッカーといっても海外に出かけるときは、背中のザックも着替えやその他もろもろの装備などで大きくなることがある。大型のスーツケースといわれる旅行用カバンを携行することさえあるだろう。この場合は、現地の宿泊先や帰国前日に現地で泊まる宿泊先や手荷物預かり所などに荷物を預けるという便法を採ることができる。また、コインロッカーを利用することもできる。ただし、コインロッカーは、大型荷物が収容できるものが少ないので、それを探すのがたいへんである。荷物を小分けしてコインロッカーに収納できれば別であるが・・・。そして、コインロッカーには、1日とか2日の利用期間制限があるので注意が必要だ。この期間を徒過すると、コインロッカーから他所の管理ポストに移管されてしまう懸念があり、こうなったら手続きが面倒である。

タイのバンコクのカオサンロードやマレーシア・ペナン島のジョージタウンはチュリアストリートなどでは、有料で荷物を預かってくれるインターネット・カフェなどもあるようだ。また、宿泊したホテルや、宿泊予約しているホテルなどでは、数日先の予約でも、バッゲージ・キーピングとして大型旅行カバンなどを始め、携行荷物を無料で預かってくれる。この宿泊ホテルで手荷物のキープを頼む方法が費用もかからず、比較的安心である上、便利なのだ。そして、この方法を採れば、スーツケースと通常言っている旅行用大型カバンで出かけ、現地では適当な大きさのザックを背負って行動することもできるのだ。

格安航空券を利用したり、格安のパッケージ・ツアーなどを利用したりして現地に入国し、「航空機延長」を利用してバックパッカーをしようとする場合などには、これは便利な方法である。ザックだけで税関を通ろうとすれば、白い目で見られ、荷物はこれだけですかと聞かれることがあるが、旅行用大型カバンを持っていれば、そういう質問を受けることも少ないだろう。荷物は旅行客の信用の証(あかし)なのであるのかも知れない。

そういえば、日本の民法の話であるが、物権の一つ、留置権には、宿屋で、宿泊客の荷物に対し、留置権が発生する場合があるという。未払いの宿泊代金の形(かた)に荷物を押さえられることがある、ということである。

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バックパッカーへのチャレンジと「航空機延長」

   このところ、日本円が各国の通貨に対して強くなった。これは、日本人にとって、世界を旅行するチャンスである。そこで、「航空機延長」を利用して、人気の東南アジアを旅するバックパッカーへのチャレンジの勧めをここにUPする。

東南アジアのうち、タイとマレーシアは、比較的治安もよく、距離的にも日本に近いという点と、同じ有色人種の国であるという点で、バックパッカーの初心者には、お勧めの海外旅行先だ。それぞれ民族構成が違い、異文化に触れることができる。そして、旅行費用も比較的安くあがる。

初心者が、バックパッカーを経験しようとする場合には、まず、海外の旅行先の国がどういう所かということから学習していく必要がある。この学習に最も手っ取り早いのは、まず、旅行会社が主催するパッケージ・ツアーに参加することである。

パッケージ・ツアーでは、空港到着からホテルへの送迎が行われ、現地のガイドが、旅行先の国での日本と違う違法行為(触法行為)や治安の情報、注意事項や両替の方法まで懇切に説明してくれる。また、現地のガイドは日本語もできるし、現地情報についても、いろいろと教えてもらうこともできる。これはたいへん勉強になる。

そして、パッケージ・ツアーは、個人が往復の航空券を手配して、ホテルを手配し、現地の空港から宿泊先ホテルに移動する旅費交通費を考えると、格安であることが多い。これは、宿泊先ホテルとしてそれなりのグレードのホテルがセットされ、安宿とは違うからである。ただし、現地の行程では、旅行会社指定の観光コースに参加する義務があり、自由が拘束されることがある。長い間、これがネックになっていた。

ところが最近では、往復の航空機とホテル宿泊、現地での送迎のみがセットされている格安のパッケージ・ツアーも多くなった。現地では原則的に自由行動だ。また、サービスとして、希望すれば現地の観光コースに参加できるものもある。これは、同じ国に海外旅行に出かけるリピーターが多くなったので、そのニーズに応えるためだと思われる。

海外へのパッケージ・ツアーには、3泊5日とか5泊7日などの日程も様ざまなものがあり、期日とホテルのグレードによって、値段も安いのから高いのまで、いろいろである。また、現地でのスポット的な観光やアクティビティーなどのオプショナル・ツアーが選択できるのもある。

旅行の日程を延長しようと考えるならば、「航空機延長」という方法を指定し、これにアレンジできるパッケージ・ツアーがある。これは、宿泊延長を伴わないで、帰国日のみを延長し、現地の行程途中でツアーから離脱し、個人が自力で観光したりして、現地の滞在日数を延ばし、帰りは指定された飛行機に自力で搭乗し、帰国の途につくという方法である。

この「航空機延長」は、普通は日本出国の日を入れて11日目までが認められやすいようである。しかし、最近の広告では14日間や18日間に延長可能というのもあるようだ。これには、JTBやHIS、近畿日本ツーリスト、日本旅行などの大手旅行会社も、多少の手数料を払えば、格安のパッケージ・ツアーを「航空機延長」にアレンジして手配してくれるので、相談してみるとよい。

この「航空機延長」は、バックパッカーの初心者が、海外旅行の難しさにチャレンジしながら経験を積むには、お勧めの方法だ。

現地では、現地の旅行会社が主催する日帰りや1泊2日、2泊3日などの英語ツアー(英語で説明するガイドがつく)に参加してみるのも面白い。英語ツアーは格安で、通常は日本人向けの日本語ツアーの料金の3分の1から2の1の料金であり、欲しくもない商品の買い物に多くの時間を割いたり、それを強制されることもない。これらのツアーには、名所旧跡を観光するばかりではなく、ゾウに乗ったり、イカダで川を下ったり、水上の家に泊まったり、また、ジャングルを散策したりする、自然探索ツアーという趣向のツアーがあったりするのだ。

そして、英語ツアーには、いろいろな国からの旅行者が参加する。そこでは、それぞれのお国なまりの英語が飛び交う。日本人のカタコトのヘタな英語にも快く付き合ってくれる。海外に住んでいる人たちとの友好の輪も広がり、友人を作ることもできるだろう。そのうえ、現地で独自に英語ツアーに申し込めば、値段も格安である。この値段は交渉しだいである場合がある。なお、現地旅行業者は信頼のおける業者を選ぼう。

ただし、これには、現地でパッケージ・ツアーから離脱した後は、自分の力量と責任で帰国しなければならないというリスクがある。そして、何らかの事情で航空機がキャンセル(欠航)された場合も、自力で対応しなければならないことや、リコンファームが必要な場合もあることなどのリスクもある。

しかし、現地でもっと自由に、アクティブに行動を楽しみたいという向きにはお勧めだ。旅行には、日常とは違うハプニングがあることが、人々をエキサイトさせる。なにしろ、「トラべル」には、「トラブル」がつきものなのだから。

なお、留意すべきは、帰りの航空機のキャンセル(欠航)やフライト・スケジュール(出発時刻等)変更などの場合の、航空会社からの現地での連絡先を、きちんと旅行会社を通して航空会社に伝えてもらったほうが良いという点である。これには、現地最終の宿泊先ホテルは、日本出国前に旅行会社を通して確保しておいたほうがいいだろう。

また、現地空港には搭乗の2時間以上前には着いて、チェックインしておいたほうがいいだろう。これは、航空機事情が、天候ばかりでなく、機体故障や騒乱などにより、左右されるやすいからである。

そのほかの現地宿泊先は、自分で編み出した行程の中で、自分で手配してみるのも楽しい。現地の人が利用する交通機関に乗って、現地の人が買い物に出かける市場やスーパーに出かけてみてはどうだろうか。水上バスやフェリーなどの水上交通機関を利用するのも楽しい。そして、食事に屋台街やレストランやフード・コートなどに出かけてみてはどうだろうか。さらに、前述したように、現地での宿泊を伴う英語ツアーに参加してみてはどうだろうか。

簡単なコミュニケーションなら、言葉が通じなくても、身振り手振りでできる。笑顔は、世界共通のコミュニケーションの手段だ。ここには、バックパッカーとしてのチャレンジ精神が大事である。

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バックパッカーとアコモデイション

世界の各地に、バックパッカー用の安宿がある。また、安宿が集まる街は、安宿街とも呼ばれる。たとえば、東南アジアでは、タイのバンコクにあるカオサン・ロードや、マレーシアのペナン島はジョージタウンにあるチュリア・ストリートがそれである。オーストラリアのシドニーにも、バックパッカーズ・インという宿があった。いずれも、バックパッカーに人気の場所だ。

特に、バンコクのカオサン・ロードは、所狭しに旅行代理店や日用品や衣料品の店などが通りを占拠し、大勢のバックパッカーや地元の人たちで賑わっている。ジョージタウンのチュリア・ストリートも、夕刻から深夜になると、通りばかりでなく、脇路地にも屋台が繰り出し、バックパッカーや地元の人たちの食事や談笑の場となっているのだ。そして、これらの通り沿いや、脇路地、裏路地に安宿がたくさんあるのだ。

日本にも、世界各地から訪れるバックパッカーで賑わっている地域がある。東京の元・山谷地区である。今ここで、「山谷(さんや)」の名前がなくなりつつあるということがニュースになった。昔の「ニコヨン」と言われた日雇い労働者が集まる場所から、国際色が豊かな、明るいイメージの街に変わりつつあるようである。ここの「簡易宿泊所」が、バックパッカーに人気なのだ。1泊2千円前後で泊まれるという。付近の飲食店のメニューには、英語併記が多くなったようだ。

しかし、最近の円高・ドル安の傾向は、世界のバックパッカーから日本を遠ざけてしまうのではないかと心配だ。

ところで、この円高は、日本のバックパッカーにとっては、世界を旅行するチャンスである。今、日本円を持って、世界を旅すれば、円の強さを実感できるであろう。旅行会社のパッケージ・ツアーで利用するような立派なホテルに泊まるのでなければ、安い宿がたくさんあるのだ。また、食事も安くできる。つまり、生活費が安くあがるということである。旅行の情報は、日本でも入手できる。ただし、治安情報は、よく確認しておいたほうがいい。

宿泊場所に治安がいいところを望むというのであれば、ホテルに泊まるのも一考だ。現地で手配するホテル宿泊代は、日本でするより安いことが多い。なお、現地での旅行用の基本的な言葉は、日本でも学習できる。

旅行のための言葉は、英語を共通語として使える地域では、日本語なまりのブロークンの英語でも結構通じる。簡単なコミュニケーションなら身振り手振りでもとれる。外国に行ってから、言語を学習するほうが、よく覚えられることもあるであろう。現地で、英語ツアーに入れば、格安な値段で、世界各地から来た人たちと一緒に観光地を回ることができる。

  ちなみに、カタカナ英語では、宿は「アコモデイション」といい、空室は「ヴェイカンシー」と言う。また、宿の設備は「ファシリティー」と言い、レンタカーで借りられる車(空いていて利用できる車)は「アベイラブル・カー」と言う。特別な用語・用法は、覚えておいたほうが便利である。

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登山と素晴らしい景観の記憶

 山を歩いていると、感激もひとしおな素晴らしい景観に恵まれることがある。そして、その想い出は、感激が大きければ大きいほど、記憶の中にしっかりと留め置かれる。

 北アルプスの蝶ヶ岳の山稜から見た槍~穂高連峰の山稜は、紺碧の空にくっきりと輪郭を描き、雄大であった。越えてきた常念岳は、もちろん大きく見える。朝日連峰の以東岳の山頂では、今歩いて来た稜線上の道を振り返って見ながら、そこに辿り着くまでの苦労の多かった道程を思いの中で反芻し、こんなにも遠くまで歩いてきたのかと感慨に浸った。そんな遠景に、前泊した大朝日小屋直上の大朝日岳が見えていた。そして、その日の宿泊先である大鳥池の畔のタキタロウ山荘は、重い荷物を背負った身にはまだまだ先であった。

八ヶ岳の硫黄岳山荘裏の稜線から見た夕暮れの雲海は、まるで真綿の絨毯を敷き詰めたようで、そのまま稜線伝いに歩いて行けそうな景観だった。このまま歩いて行きたい、と一瞬不穏な誘惑に駆られるほどだった。翌日は、赤岳を越えて権現岳~編笠山と縦走し、観音平へ下山する長丁場であった。山小屋の出発は、まさに未明である。また、苗場山への小赤沢側からの登山道で展望した秋山郷は、錦繍の絨毯を敷き詰めたような紅葉に彩られ、燃えているようだった。そして、その稜線では、手を振った自分が、円環の光背の中で手を振っているように見えるブロッケン現象にも出会い、非常に不思議な感慨に浸った。

 北海道の斜里岳登山では、旧道の沢コースを辿り、渓流シューズ(滑り止めとして靴底にフェルトが貼り付けられている靴)を履いたままで登った山頂からの360度のパノラマの中に、いつもは霧で隠れていることが多い摩周湖の湖面が、遠く小さく見えていた。霧の摩周湖が霧に覆われることもなく見える、誰かが感嘆して叫んだ。また、会津駒ヶ岳の裏手の中門岳では、夕暮れ迫る中、木立のシルエットと湖水の見事な絵のような景色に巡り合えた。そして、湖畔では寂しげにコオロギが鳴いていた。

 このように山歩きの素晴らしい景観や音の記憶は、その部分だけが強調され、シンボリックに脳裏に焼きついている。前述した山行の記憶は、いずれも深田久弥が挙げた日本百名山の登頂についてのものである。(因みに、日本百名山は、現在、新潮社から新潮文庫として出版されており、税込みで740円である。)この沢山ある記憶の中から、特筆すべきと思える想い出を、少しずつ繙(ひもと)いて、記録と照らし合わせながら、今後、このブログにUPしていきたいと思う。

 でも、できるかなァー。止めたほうがいいみたい。

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今は昔、山寺とは

子供のころ、「言うことを聴かないと、山寺から人さらいが来て、連れて行かれるぞ」と、よく大人たちから脅されたものである。その山寺とは、一体どんなところなのであろうか、と恐る恐る想ったものである。

その山寺とは、「立石寺(りっしゃくじ)」であることが、長じてから知った。広辞苑には、「立石寺」について、「山形市山寺にある天台宗の寺。俗に山寺という」とある。昔は、人里離れた辺鄙(へんぴ)な地にある古寺であったのであろう。

ところが、この山寺、今では、大型観光バスも立ち寄る有名な観光地ともなっており、昔の面影を探すのには苦労するかも知れない。今が盛りの、寒河江(さがえ)のサクランボ狩りツアーの立ち寄り先になったりしている。

ここで昔の面影を最もよく偲(しの)ばせるものとしては、俳人、松尾芭蕉の句碑が挙げられる。しかし、これとて、芭蕉亡き後、ずいぶん経ってから立てられてものであろう。

芭蕉は、奥州路行脚(あんぎゃ)の道すがら、ここに立ち寄り、有名な一句を詠んだ。

閑さや 岩にしみいる 蝉のこえ

昔の山寺の静かさが、目に見えるようである。

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きょうは、八十八夜

  きょうから5月。皐月(さつき)である。そして、きょう5月1日は八十八夜。立春から数えて88日目にあたる。「夏も近づく八十八夜・・・」と歌にもあるとおり、野にも山にも若葉の季節である。

埼玉県狭山地方では、今年の4月は降雨量が多かったせいもあり、最近の気温の上昇で、例年より茶畑のお茶の生育がいいという。狭山茶の新茶が出回るのももうすぐのようである。

  おとといの4月29日、「昭和の日」に陽気に誘われて、越谷市にある越谷高校の裏手で、元荒川の土手沿いの道に面して広い境内を擁する久伊豆(ひさいず)神社に藤の花を見に出かけてみた。露天も出て、人出も多く、なかなかの賑わいである。藤の棚に近づくと、ほのかな香りが漂っていた。近づくにつれ、いい香りである。

  この時期の久伊豆神社の境内は、サツキやフジや白花のハナミズキが一斉に咲き競う。

  そこで、一句ひねってみたくなった。    

    ◎ 咲き誇れ 藤やさつきや 花みずき

  しかし、これは俳句の規則を逸脱している。季語が3つも入っているからである。

そこで、川柳として考えてみた。そして、次の句も。

    ◎ 季語ダブり これでいいのだ 五七五

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「越谷にほんご勉強会(越谷日本語勉強会)」のご案内

  越谷にほんご勉強会(越谷日本語勉強会)の日本語教室は、日本語を勉強したい外国人や帰国子女などのために、原則として、毎週土曜日(原則として第5土曜は除く。)、午前11時から12時30分まで、越谷市(こしがやし)中央公民館(埼玉県越谷市)または、草加市文化会館(埼玉県草加市)で行われる予定です。いずれの会場も、最寄りの駅は、東武伊勢崎線(東武本線)の越谷駅または松原団地駅で、いずれも駅東口から徒歩で約7分です。越谷駅は、新越谷駅と北越谷駅の間の駅です。松原団地駅は草加駅と新田駅の間の駅です。越谷駅へは新越谷駅(=武蔵野線の南越谷駅。乗換え駅)からは各駅停車で約2分です。また、松原団地駅へは新越谷駅から各駅停車で約5分です。ここでは、小学生から大人まで、日本語の勉強をしています。ローマ字で koshigaya(kosigaya) nihongo benkyo kai と書くのがやっとの人、ひらがなで「こしがや にほんご べんきょうかい」と書くのがやっとの人もいます。また、日本語の新聞や論文の勉強をしている日本語上級者もいます。ここでは、学習者ひとりひとりにあった学習プログラムを心がけているのです。日本語教室で教えている先生は、ボランティア(ボランテア)です。(※ボランティアの日本語教師の資質は、次のサイトから。)

  越谷にほんご勉強会(こしがやにほんごべんきょうかい)の会費は、月4回のレッスンで月800円です(ただし、月4回のレッスンの内、1回がお花見会や料理教室などでの自由会話レッスンになることがあります)。先生方の会費は不要です。受講生には、授業のプリントや資料などが配られ、マンツーマン(1人対1人)のレッスンから、2~5人までの少人数レッスンが行われています。受講生の住んでいる地域も、越谷市(こしがやし)を中心に、足立区(あだちく)、川口市(かわぐちし)、八潮市(やしおし)、草加市(そうかし)、三郷市(みさとし)、吉川市(よしかわし)、松伏町(まつぶしまち)、春日部市(かすかべし)など、いろいろです。

  また、越谷にほんごの勉強会では、受講生が日本文化や日本の生活様式に馴染めるように、近くにあるショッピングモールに出かけたり、お花見会などを行ったりして、懇親会活動も活発に行います。また、忘年パーティーなどでは、歌を歌ったり、ビンゴゲームをしたりして、受講生に素晴らしいプレゼントが配られたりします。受講生のこれらの行事への参加費は、原則として無料です。

  外国人が日本語に不自由なために、特に困るのは、災害や事故などの災難にあった場合の対応であると思います。彼らは、少なくとも、サバイバル言語として、道の聞き方と買い物の仕方、意向の伝え方を覚える必要があります。そして、なるべく多くの日本人と接して、日ごろから、日本語でのコミュニケーションの能力を磨いておく必要があります。

  私たちが、日本語が不自由な外国人に教えるのは、まず、これらのことからです。

  そして、ある程度日本語が話せるようになった人でも、さらに日本語の能力を高めるためには、高コンテクスト言語といわれ、前後の文脈から意味を把握しなければならない日本語では、多くの人と接して、話して、質問して、また、読み書きをして、勉強していくことが必要です。

  越谷にほんご勉強会では、これらの要望にも応えられる授業を行っています。

  外国から来た方で、日本語が不自由な方や、もっと日本語を勉強したいという方がいましたら、ぜひ、越谷にほんご勉強会の日本語教室をご紹介ください。きっと、喜ばれると思います。
  また、ボランティアとして一緒に日本語の先生をしてみたいという方も、ぜひ、来てみてください。

  「越谷にほんご勉強会」の概略の案内は、merry-akkiiの別のブログにもUPされていまう。WEB検索画面から merry-akkii 、または、「越谷にほんご勉強会」、または、「越谷日本語勉強会」で検索していただければご覧いただくことができます。また、次のURLをクリックしてご覧いただくこともできます。

ブログ: http://blogs.yahoo.co.jp/hckdg128/MYBLOG/yblog.html

E-mail: SNC77717@nifty.com

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そうか日本語、そうだ日本語

ボランティアで日本語の先生をしていると、日本語の素晴らしさや難しさの再発見があります。「そうか日本語、そうだ日本語」という驚きの再発見です。また、ボランティア(ボランテア)同士や外国から来た人たちとのふれあいの中で、文化の違いの新しい発見があったり、新しい友情が芽生えたりして、充実した楽しい時間を過ごすことができます。

「草加にほんごの会(草加日本語の会)」では、草加駅から徒歩約10分のところにある草加市中央公民館の日本語教室で、日本に在住する外国から来た人たちに、毎週土曜日、ボランティアで日本語を教えています。そして、この会では、日本語で日本語を教える「直接法」といわれる教え方をするのを基本としているので、外国語を知らなくても日本語の先生ができます。また、外国語を交えながら教えることもできます。

また、草加にほんごの会(「そうかにほんごのかい」)では、アメリカ人やオーストラリア人、ブラジル人、アルゼンチン人、ペルー人、中国人、韓国人、フィリピン人など、いろいろな国からの人たちに日本語を教えているのです。学習者のレベルは、入門、初級、中級、上級、超上級といろいろです。日本の新聞の読み方や、敬語の使い方など、特別なメニューで勉強している学習者もいます。学習者の居住地域も広範囲で、草加市(そうかし)を中心に、足立区(あだちく)、八潮市(やしおし)、越谷市(こしがやし)、三郷市(みさとし)、吉川市(よしかわし)、松伏町(まつぶしまち)、春日部市(かすかべし)などの在住者が多いようです。

外国から来た方や帰国子女などで、日本語が不自由な方は、日本での日常生活にもたいへん苦労しています。もっと日本語を勉強したいという方がいましたら、ぜひ、草加にほんごの会の日本語教室を教えてあげてください。きっと、喜ばれると思います。
また、ボランティアとして教えることに興味がある方、日本語教室の運営に興味がある方、ぜひ一度おいでください。

Akkiiは活動の場を「草加にほんごの会」から「越谷にほんご勉強会(越谷日本語勉強会)に移しました。「越谷にほんご勉強会」の案内は、merry-akkii の別のブログにもあります。WEB検索画面でmerry-akkii と入力してご覧ください。

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皆様方のご参加、お待ちいたしております。

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