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みかん狩りハイキング

 霜月の第二日曜日、三浦半島は津久井浜にみかん狩りハイキングに出かけた。交通手段は電車と徒歩である。JRの2,300円のホリデー・パスを使って、JR横須賀線の終点、久里浜駅まで。この駅の出口を出て右側に、この時期でも咲いている赤いサルビアの花を眺めながら歩道を約2分も歩くと、左側に京浜急行線の京急久里浜駅がある。この鉄道線に乗り換えて、この駅から三崎口側に3つ目の駅が津久井浜である。京急線の料金は片道150円であった。

 津久井浜駅のすぐ前の車道を右に10分も歩けば、サーファーで賑わっている津久井浜海岸である。しかし、みかん狩りの農園は、この駅前の車道を左に道なりに進む。最初のY字分岐を無視し、右側に右カーブで進むとすぐ先に小さな橋があり、そこから川沿いの両側に細いハイキング道が上流に向かって伸びている。このどぶ川のような細い川の名前は津久井川とあった。

 この川沿いの左側の道を上流に向かって進み、ガードレールの間をすり抜けて次の車道を突っ切り、さらに川沿いの道を進む。この道の途中はキャベツ畑の脇を通ることになる。この地域は、冬でも温暖な地域なのであろう。まだ結球していないキャベツ畑にモンシロチョウが数匹舞っていた。この蝶は、キャベツの害虫である青虫の親である。この幼虫にやられたのか、葉脈でレース状になったキャベツの葉っぱもあった。

 川沿いのハイキング道は、二つ目の車道で終わる。車道に出たら、左折し右カーブでゆるい坂道を道沿いに進む。しばらくすると右側に数棟のビニールハウスが見えてくる。ダイコン畑の先にみかん狩り農園の案内表示がある。

 道すがら、あちこちに柑橘類の黄色や橙色の実をたわわに付けている果樹が見える。また、民家の庭先に色とりどりの菊の花も見える。また、軒先には、花期は夏から秋のはずのカンナの赤い花も見える。さすがにこの地域は温暖であることを実感させられた。

 みかん農園へは、駅から歩程約35分。気温も高く、ゆるい上り坂を歩いたせいか、薄っすらと汗ばむほどであった。入り口で入園手続きをして、ハサミとビニール袋を受け取り、園内へ。多くの人で賑わっていた。みかんにも色々な種類があるのであろう。大きな実を付けたもの、小さな実を付けたもの、黄色っぽい実や赤っぽい実を付けたものもある。そして、樹によって、甘い実を付けているもの、酸味が強い実を付けているものがある。2時間ほど園内を散策し、色々な樹の実を試食してみた。甘い実を付けている樹を見つけ、そこから小さ目の実を30数個、約2キログラムを収穫した。満杯になったビニール袋をバックパックに入れて帰途に。

 帰路、途中の横浜駅からJR根岸線に乗り換え、2つ目の駅、関内(かんない)駅で途中下車。駅前の道標に導かれて、横浜スタジアムのすぐ横を通って、横浜港開港の地、「象の鼻パーク」から山下公園を散策した。山下公園には、入り口にあるトイレ横のローソンの裏側に、岸壁沿いに数個の円形テーブルやベンチがある。その一つの木製の円形テーブルに腰を落ち着け、ローソンで調達した飲み物と食べ物に持参していたアルコール類やおつまみ類を加えて、ささやかな臨時の宴会を行い、みなとみらい地区の大観覧車の明滅するカラフルなネオンやベイブリッジの照明などを遠景に、異国情緒漂う夕暮れの港町を堪能した。関内駅から山下公園までは徒歩約20分であった。

 帰りは、「象の鼻パーク」から、みなとみらい地区を結ぶ水上バス、料金500円に乗り、約25分のクルーズを楽しみながら、ネオンまばゆい大観覧車の下を通って、日本丸が係留されている地点のピア日本丸で下船した。そして、船着場前の芝生で恋人達が愛を囁(ささや)き合っているのを尻目に、芝生のスロープを登って左側から広い車道を横切り、徒歩約3分の桜木町駅からJR京浜東北線の大宮行きに乗車した。

 水上バス料金500円を入れて、しめて全行程3,100円の交通費。みかん狩り農園の入場料とみかんの持ち帰り料金は、健康保険の関連団体が負担してくれたので不明であるが、表示では、確か食べ放題で大人650円とあったと思う。ただし、みかんの持ち帰り料金は不明である。

 みかんから摂取した大量のビタミンCに、太陽光から摂取したビタミンDの補完機能、そしてハイキングによる適度な骨への負担と刺激。日がな一日の行程と必要経費からみて、健康的で大満足のイベントであったと思う。

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海外ロングステイの助走期間とビザ無し滞在(その3)

ここでは、マイナー情報やリスク情報とその入手方法について述べ、詐欺被害などに会わないための注意喚起をする。

海外旅行先やロングステイ先の国の入国に関する条件等は、その国のイミグレーション・ポリシーの変更によって変わることがある。これは最新の情報を得ておく必要がある。それには、外務省のHP(ームページから渡航関連情報や在外公館などのHPにアクセスし、常に最新情報を調べておくと良い。

また、渡航先のマイナー情報やリスク情報は、前記の外務省HPや海外安全HP在外公館医務官情報、それに在外公館独自のHP等に詳しくUPされる。しかし、これらの情報は、旅行会社やロングステイを勧める団体などとは利害が対立する情報なのであろうか。これらの会社や団体からは、マイナー情報やリスク情報はなかなか聞けない場合が多いのだ。

したがって、旅行会社や、たとえNPO法人やボランティアの会を標榜するロングステイを勧める団体が、海外の旅行先や滞在先を薦めたとしても、海外の国や地域に関する危険情報やその対策は、自らの自覚と責任で収集し、対策を立てておく必要があるのだ。特に治安の情報や日本人旅行者やロングステイヤーが被害に会いやすい犯罪や、特に南国で新たに感染拡大しているチクングニア熱などの感染症の情報とその対策などは、重要な項目である。

特に最近、日本人旅行者やロングステイヤーに対し、日本人や日本語ができる外国人による詐欺や、賭博(とばく)や犯罪行為への誘導が多いと、現地から報告されているのだ。これは、複数の在外公館からの情報である。

一見、好意的に見える現地の日本人や日本人コミュニティーからゴルフや会食に誘われるうちに親しくなり、他に頼る人がいない海外の地で、いつの間にか投資話などに乗せられて詐欺被害に会うなどの犯罪が多発しているというのだ。

この詐欺被害は、犯罪として立件された被害であるが、そこに至らないまでも、高額な投資話や不動産取引などで、グレーゾーンの詐欺的手口による損害の発生で泣き寝入りしている日本人は、かなりの数でいるだろう、ということを想像させる。

また、世界中で比較しても治安が良く、平和と安全にどっぷりと浸かった日本人は、犯罪に対する危機意識が低く、海外でスリや置き引き、ひったくりや強盗などに会うリスクが高いという報告もあるのだ。憧れだけで南国暮らしはできない。気温が高いせいでか、「南洋ボケ」という言葉があるくらいだ。

ところで、査証免除期間をフルに活用して助走期間とし、現地に滞在し、いろいろと実地に調査検証した上、その海外にロングステイしようという意志が揺るがなかった場合には、いよいよ長期滞在ビザを申請し、海外でのロングステイを楽しむのは、素晴らしいことだと思う。

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海外ロングステイの助走期間とビザ無し滞在(その2)

  海外ロングステイを始めるには、いきなり長期滞在ビザを申請して、ロングステイを始めるのではなく、観光目的の査証免除期間を活用し、現地の気候風土や社会や文化に自らが適応できるかどうかを、実地に、自分の目で確かめるための助走期間が必要であることは、前の項の(その1)で述べた。ここでは、査証免除(ビザ無し)で滞在できる期間をフルに活用することについて述べる。

例えば、南国暮らしのロングステイヤーがあこがれるタイでは、観光目的であれば30日以内であるが、その期間内に他国に出国し、すぐに再入国しても、またそこからタイ30日以内(陸路での再入国は15日以内)の滞在が許可され、その期間を過ごせる、などという制度があるのだ。

タイの隣国であるマレーシアやミャンマー、カンボジアには、陸路でも移動できる。また、バンコクからマレーシアのペナンまでは、格安航空のエア・アジアも運航しているので、これを利用してペナン島を観光して戻れば、それからまた30日間を過ごせるのである。因みに、この往復運賃は、WEB申込みのベスト・フェアであれば、日本円換算で1万円前後であることがあるのだ。

ところで、査証免除(ビザの申請が不要)で再入国を繰り返す場合には、1年間の実質滞在期間に制限がある場合があるので、WEB検索などで、「マレーシア、入国許可」などのキーワードを入れて調べておくとよい。

例えばマレーシアでは、観光目的であれば査証免除で入国より3か月以内滞在できるが、査証免除で再入国を繰り返した場合に、1年間に滞在できる実質的期間は通算6か月以内となっている。ロングステイの助走期間としては十分に長い期間である。しかし、実際にはこの6か月を超える滞在も認められているという報告もあるようだ。

 この査証免除で滞在できる期間は、国によって違う。例えば、マレーシアは3ヶ月以内、タイは30日以内、フィリピンは21日以内、オーストラリアは3ヶ月以内(電子ビザETAS申請時。実質的にはWEB申請によるビザの申請が必要であるということである)、ニュージーランドとカナダは90日以内などとなっている。そして、一度他国に出国し、再入国すれば、更に査証免除で新しい期間を過ごせるという制度があることは、前にも述べた。

 なお、パスポートの有効期限がその国の入国時6か月以上先までであることや帰りの航空券を持っていることなど(マレーシア)が、査証免除の条件となっている場合があるので、パスポートは、有効期間を調べて、管理しておく必要がある。また、パスポートは、有効期限の一年前から更新申請できるので、有効期限がそれより短くなった場合には更新しておくことをお勧めする。

 

 次の項の(その3)では、渡航先のマイナー情報やリスク情報とその入手方法について述べる。

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海外ロングステイの助走期間とビザ無し滞在(その1)

 海外旅行は、人の冒険心を満たし、非日常の生活を体験するには打って付けだ。その延長で、海外にロングステイしてみたいと思う人が出てくるのは当然だ。

 しかし、旅行業者の宣伝に乗せられて、海外でのバラ色の生活を夢見たり、贅沢(ぜいたく)な快適ライフを夢見たりすることは、避けなければならない。海外では、日本円が3倍の価値で使え、生活費が安いため、日本の生活費で、快適で贅沢な生活ができますよ、などの宣伝には乗せられないほうが良いのだ。

また、海外にロングステイしようと考えるなら、いきなり長期ビザをとって海外に出かけるのではなく、まず、その国や地域の気候風土や社会や文化に適応できるかどうかを、助走期間を設けて、実地に調査し、自らが試すことが必要だ。現地事情は、自らの目で直接現地を確かめことが必要なのだ。

このためには、現地を案内する旅行業者のツアーに入るだけでは、ダメである。なぜならば、そのツアーは、ロングステイの勧誘を目的としたツアーであったり、良いところだけを見せるツアーであったりすることが多いからだ。催眠商法張りに、現地で高額なコンドミニアムを買わされたり、高い賃料で長期間の賃貸借契約を締結されられたりしないように注意しなければならない。

また、現地の日本人や日本人コミュニティーの一見、好意的と思われる勧誘に乗せられないように注意する必要があるのだ。海外で日本人を騙(だま)すのは、日本人や日系人などの日本語ができる人物であることが多いと報告されているのだ。日本人の詐欺被害が多いのだ。

旅行業者のツアーや、現地のコミュニティーなどから完全に離脱し、できるだけ客観的に自分の目で、入念に現地調査をすることが必要なのだ。これには、バックパッカー的な旅行をするのが良いだろう。

海外ロングステイに失敗しないためには、この経験を積んで、現地の気候風土や社会や文化に、自分が順応できるかどうかを自らが実地に試してみてから、そこでロングステイをするか否かを決めることをお勧めする。

 そして、このためには、長期ビザをわざわざ文書申請する必要がない、観光目的の入国としてビザ(入国査証)の申請が不要な滞在期間内で、そのロングステイしようとする国や地域に出かけ、その期間内、現地で生活してみるのがいいのだ。そして、その生活が気に入れば、一度その国から出国して再入国すれば、再度、その時点からビザ不要の滞在期間を過ごせるのだ。

セカンドライフ・ビザなどを取って5年間や10年間などの長期ロングステイを志すなら、この査証免除の期間をフルに活用して、現地の異文化の様相を自らの目で確かめてから、それをするかどうかを見極めることが必要なのだ。それが、長期ロングステイの成功の秘訣なのである。

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海外ロングステイの成功の秘訣

マレーシアのペナン州にあるペナン島は、かつては東洋の真珠と呼ばれたリゾート地でありましたが、現在では、工業化の波に押され、ジョージタウン付近の海浜にはヘドロが漂う島となってしまいました。

その海浜の街である、ジョージタウンの近郊、ガ―ニードライブには、複数のショッピングモールがあり、その一部の最上階近くには、最新式の機材を備えたフィットネス・ジムもあります。また、海浜を臨む屋台街は、海辺の沿って約1キロメートル近くに伸びるショッピング街やレストラン街とともに一大商圏を形成しています。

そして、ガーニードライブとその周辺には、ホテルやコンドミニアムもたくさんあり、ロングステイヤーも滞在しています。しかし、このガーニードライブの海岸線の岩礁には、ヘドロが黒く付着し、風向きによっては悪臭が街内に押し寄せるほどです。せっかくのシー・ビューのコンドミニアムも台無しです。

また、この海岸線にそって西に伸びる自動車道を行くと、タンジュン・ブンガがあります。この地域にもホテルやコンドミニアムがたくさんあります。この地域には、路線バスの終点の回転場所付近に朝市や屋台街もあります。ジョージタウンのランドマーク・コムタという65階建ての円筒形に見えるビルの下や、ジェッテーといわれるフェエリー乗り場から、タンジュン・ブンガ行きのエアコン付きバスがたくさん出ています。

そのバスルートの途中にガーニードライブの入り口があり、タンジュン・ブンガ行きのどのバス路線を通ってもこの入口は通ります。ここで下車すると、ロータリー風に広がった道の前にファスト・フードの店、マクドナルドがあります。屋台街は、海側に回ると直ぐにあります。ここにも悪臭が漂うことがあります。

せっかくの美しさが、悪臭によって台無しです。ペナン州は、ジョージタウンの対岸にある半島部マレーシアのバタワースの工業地帯を含め、公害対策が急務なようです。

このペナン島を含むマレーシアには、観光目的であれば、ビザ無しでも入国から3か月間滞在できます。また、一度出国し、再入国すれば、さらに3か月間をビザなしで滞在できるという制度があります。つまり、1年間の内に6ヶ月間、約180日間をビザなしで滞在できるのです。180日とは十分に長い期間です。

5年間とか10年間の長期のロングステイを志すならば、この1年のうちの6か月、つまり半年をビザ無し滞在できるという制度を利用し、ロングステイの助走期間、ないしは、ロングステイのテスト期間として、じっくりと現地の気候風土や社会や文化に、自分が適応できるか、または、順応できるかどうかを試して見ることが必要です。これは、南国くらしのロングステイヤーがあこがれるタイの滞在の場合にも同じです。

このロングステイの助走期間、または、テスト期間を設けて、現地の気候風土や社会や文化についての見識を深めることが、ロングステイの落とし穴に落ちないための秘訣、ロングステイを失敗させないための秘訣です。つまり、ロングステイを成功させるための秘訣なのです。

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海外ロングステイの落とし穴に落ちないために

海外ロングステイには落とし穴がいっぱいあり、それが待ち構えている。海外ロングステイで失敗しないためには、この落とし穴に落ちないように十分注意することが必要だ。

まず、落とし穴として待ち構えているのは、異文化の実態を最初に肌身で感じた際のカルチャーショックだ。これは、外国の異文化の様相を知らないままで、現地でロングステイを始めることからくる弊害だ。これは、うつ状態などの適応障害にまで発展する可能性があるのだ。

このカルチャーショックの激震に見舞われ、ロングステイを途中で投げ出してしまう人が多い。この激震を緩和するためには、あらかじめその異文化の様相を知っておく必要がある。それには、文献研究と現地視察が重要だ。

ロングステイを薦めるパンフレットや案内本を読んだり、ロングステイの宣伝のためのプロモーション・ビデオを見たりするだけでは、ダメである。これらにより、ロングステイの素晴らしさだけが強調されることにより、間違った情報を受け付けられてしまう恐れがあるからである。

文献としては、現地の実態を文化人類学的視点や社会学的視点、地理学的視点、そして、歴史学的視点などから記述した学術的な書籍が参考になる。それらには、その国の民族や文化、社会、歴史、政治、気候風土などについて、その実態を客観的に記述しているものが多いからである。

学際的な視点で書かれた紀行文も参考になる。ただし、興味本位で書かれた紀行文は、読者が読んで楽しめる点が強調されていることがあるので、注意が必要だ。

現地視察としては、旅行会社などが主催する現地の下見ツアーなどもあるが、それに参加しただけでは、ダメである。なぜならば、下見ツアーは、ロングステイを勧誘することを目的にプログラムされており、参加者のロングステイへのモチベーションを高めるためだけに企画されている恐れがあるからである。

また、その下見ツアーは、参加者に、見て不愉快な異文化の実態を知らせないままに、ロングステイが素晴らしいという点だけを強調して、間違った情報を植えつけられてしまう恐れがあるからである。

また、現地視察としては、旅行会社が主催する海外旅行ツアーに参加することも有効であるが、これも異文化の実態の一部しか見ないで終わってしまう恐れがある。なぜならば、旅行ツアーは、参加して楽しめるという視点から企画されていることが多く、見て不愉快な異文化の実態を参加者に触れさせないという懸念があるからである。

 したがって、現地視察は、自分の目で実地に調査することが重要である。これには、バックパッカー的な旅行が効果的である。旅行会社やロングステイを勧める業者のツアーから完全に離脱し、自分の目で現地を見て、体験することが必要なのだ。

 また、カルチャーショックの激震を避けるためには、ロングステイの試行期間ないしは助走期間を設けて、徐々に現地の気候風土や社会や文化に馴染んでいくことが必要である。

これには、いきなり長期滞在のビザを取得して、ロングステイに入るのではなく、現地に観光目的で入国した場合に許可される30日や3ヶ月などの滞在可能日数を使い、宿泊料金の安いホテルなどに泊まって、現地で実際に生活してみるのが良い。国によっては、1年間に実質的には6ヶ月までビザなしで滞在できることもある(マレーシア)。6ヶ月とは約180日である。十分に長い期間であるから、これを活用してみよう。

そのほかにも、ロングステイの落とし穴は沢山ある。現地のアコモデーション確保のための不動産取引で詐欺に遭うなどの問題や、娯楽として享受できる日本語放送のテレビ番組があるかどうかなどや、公共交通機関などの社会的インフラの整備状況、現地の日本人コミュニティーの問題など、沢山の落とし穴があるのである。

「落とし穴」とは、「陥穽(かんせい)」とも言う。これらの陥穽に落ちないように、入念な対策を練り、準備万端整えてロングステイを始めることが、ロングステイを成功させるための秘訣なのである。

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青葉若葉の季節に

街路樹のハナミズキが満開だ。白花のものと淡いピンク色のものがある。

つい先日まで桜が春爛漫の主役であったが、桜は葉桜となり、新緑の緑に加勢している。銀杏並木も若葉が揃って美しい緑色を呈している。周りには、フジの花房が目立つようになった。中には園芸種として開発された芳香を放つフジの花もある。また、ほとんど香り立たないものもある。

越谷の市庁舎脇に流れる元荒川側の土手の藤棚も、紫色のフジの花房を垂れ下げ始めた。また、藤棚の上はフジの若葉に覆われ出し、棚の下の日陰を色濃くし始めた。

その後ろの土手の斜面に数本ある枝垂(しだ)れ柳も、流れるように垂れ下がる若葉の緑がすがすがしい。そよ風に揺らいでいる。土手の芝生も、明るい緑で生き生きと、そして青々としている。

自然は、確実に青葉若葉の季節に移ろいつつあるようだ。

日本には四季がある。四季が美しい。これは、日本が温帯モンスーン帯に属するからだ。熱帯や亜熱帯の南国暮らしでは味わえない、豊潤な色合いをもたらす四季だ。

そしてこの四季の移ろいから季語が生まれた。それは俳句や短歌に詠まれる。俳句や短歌を詠む趣味の会が盛んだ。初夏がもうすぐだ。

そこで、愛好している有名な俳句を一句。

目に青葉、山ほととぎす 初鰹

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失敗しない海外ロングステイのために

海外にロングステイを始めると、異文化コミュニケーションの努力をしなければならない。日本と外国は、文化が大きく違う。すぐ近くにある東アジアの国々でもそうだ。東南アジアの国々は、もっと違う。アングロサクソンの文化が色濃いオーストラリアやニュージーランド、カナダなどもそうだ。その結果、ロングステイを始めると、大なり小なり、カルチャーショックを受けることになるのである。

その強烈なカルチャーショックを回避するためには、事前にその異文化の有様を知っておくことが必要である。いろいろな文献を通じて、また、記録映像などを通して、現地に出向かなくてもできる学習方法があるのだ。

ここで注意しなければならないのは、ロングステイのための宣伝用パンフレットや案内本、それにプロモーション・ビデオなど宣伝用ビデオを見ただけでは、本当の学習にはならない恐れがある、ということである。それらの資料は、ロングステイをしたいというモチベーションを高めることを目的に制作され、都合の良いところだけを説明したり、案内したりして、本当の異文化の様相を伝えていない恐れがあるからである。

この学習には、文化人類学や社会人類学的視点から、また、歴史学の視点から、ありのままにその国家や民族の歴史、文化、宗教、社会、政治などについて述べている文献が役に立つ。この文献としては、学際的な観点からの紀行文なども役に立つであろう。ただし、興味本位に書かれた紀行文には注意が必要だ。

そして、その上で、実際にロングステイしたいと思う海外の現地を訪ね、自らが実地に調査し、異文化の様相を検証しておくことが必要だ。そうしておけば、異国でロングステイを始めても、カルチャーショックが小さくて済むであろう。

このロングステイの現地調査には、旅行業者が行うロングステイの下見ツアーや海外旅行ツアーに参加しただけでは、ダメである。それは、そのツアーの目的がロングステイの宣伝であったり、楽しめる海外旅行として企画されたりして、見て不愉快な、本当の現地の異文化に参加者を触れさせない恐れがあるからである。特に下見ツアーの参加者は、本当の異文化の様相を見せられないで、判断を狂わされる懸念があるのだ。

ロングステイを志すロングステイヤーが、これらの異文化の様相を知らないままで、現地で生活を始めたとしたら、カルチャーショックの激震に見舞われる恐れがあるのだ。特に、海外移住などを考えて、5年間や10年間などの長期滞在ビザの取得を目論んで、ロングステイを始めた場合には、悲惨な結果となる場合があるのである。途中でロングステイがいやになったりしてロングステイをあきらめ、現地に投下した資金の回収もできないで、夢に描いたセカンドライフを惨めにも後悔の念の淵に沈めることになる場合がるのだ。

その結果として、臨床心理学で言う自我防衛機制の合理化などが発生する。あのイソップ物語にでてくるキツネの「すっぱいブドウ」の反応のようにである。自分がその海外で生活を始めたのは、そこが素晴らしいからだ、楽しいからだ、そして、便利で快適だからだ、と自分に言い聞かせながら、長い日々を過ごすことになる恐れがあるのである。

それを回避するためには、事前に入念な現地調査を自らが行い、できるたけ客観的な目で異文化の様相を捉えておくことが必要なのだ。海外ロングステイで失敗しないためには、ロングステイ先の現地調査を、異文化の様相を探求する視点で行うことが必要なのである。

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海外ロングステイには入念な現地調査が必要だ!

最近、海外でロングステイしたいと考えている団塊の世代が多いと聞く。この目的が、これらの中高年者が、冒険心を満たし、非日常性を求めて長期に「海外旅行」をするというのなら大賛成だ。

 しかし、現地では生活費が安く、日本と同じ費用をかけたら快適ライフができて贅沢ができる、などとの考えで、海外でのロングステイを考えていたら、それは間違いだ。ロング・ステイヤーには、海外旅行費プラス滞在費プラスαの費用が必要なのである。

 最近、タイやマレーシアで、1人1ヶ月5万円から6万円で快適ライフができますよ、などの宣伝ビデオや案内本が日本人の手によって発行されているようであるが、これは日本人を現地に引き入れるための宣伝である。天敵に狙われたヤドカリが貝殻にじっと閉じこもっているように、どこにも出かけることもなく生活したら、あるいは1人1ヶ月5~6万円で暮らせる場合があるのかも知れない。

 しかし、これでは快適ライフとは程遠い。それは、最近では、タイやマレーシアなどでも、年々物価が上昇し、コンドミニアムを長期賃借して満足な生活をするのには、夫婦2人で1ヶ月20万円はかかるであろう、という現地からの報告もあることから分かる。

マレーシアのクアラルンプールやタイのバンコクなどは、熱帯性気候で、すごく蒸し暑いのだ。確かにこれらの国では、ゴルフをするのには費用が安くて済むし、食事も現地のメニューで満足であれば、フードコートや屋台で安く済む。

 しかし、日本食レストランや回転ずし店では日本より食事代が高くつくし、日本の食材をスーパーで買い求めたら、普通は日本の2倍から3倍の価格は取られる。つまり、日本人が、日本で普段に食べている食事をしようとしたら、食費が日本よりも高くかかるということである。

 道路交通では、一般走行するドライバーの交通マナーも悪い。日本でゴールド免許を持って安全運転していた人でも、これらの国で車を安全に運転するのは困難であろう。割り込み、追い抜き、暴走は普通である。その上、一方通行が多い上に、バイクの走行も多く、運転も乱暴で危険だ。

 そして、マイカーを持つ場合の税金がベラボーである。その上、共交通機関のバスやタクシーのドライバーは、日本では考えられないほどの無法ぶりである。

 現地事情は、自らの目で直接現地を確かめるのが良いだろう。これには、現地を案内する旅行業者のツアーに入るだけでは、ダメである。なぜならば、そのツアーは、ロングステイの勧誘を目的としたツアーであったり、良いところだけを見せるツアーであったりすることが多いからだ。

旅行業者のツアーから離れ、できるだけ客観的に自分の目で、入念に現地調査をすることが必要なのだ。これには、バックパッカー的な旅行をするのが良いだろう。海外ロングステイに失敗しないためには、この経験を積んで、現地の気候風土や社会や文化に、自分が順応できるかどうかを自らが実地に試してみてから、そこでロングステイをするか否かを決めることをお勧めする。

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海外にロング・ステイする人たちの意識と行動

 ロング・ステイヤー(long stayer)とは、ロング・ステイする人、つまり、長期に滞在する人のことである。海外旅行でこの言葉が使われる場合は、海外に長期滞在する人のことを指す。ロング・ステイの概念はまちまちであるが、一般に2週間を超えて滞在する場合をロング・ステイと言っているようである。

  最近、海外で生活したいと考えている中高年者が多いと聞く。この人たちの中には、ロング・ステイというよりも、5年間とか10年間とかの長期間のビザをとって、移住したいと考えている人もいるようだ。この人たちのその欲求の背景には何があるのであろうか。不思議なのでそれを探ってみた。

  日本人で、駐在経験などで海外生活の長い人たちや海外旅行をたくさん経験している人たちの意見を聞くと、やはり日本が一番住みやすいという人が多い。Akkiiも、日本が一番住みやすいと思っている。 

  それは、日本での生活は、衛生的で安全であるし、社会的インフラも整っていて便利であるからだ。水も水道水が飲めるし、空気もきれいで、その他の環境もきれいである。また、治安も最近悪くなったというが、海外のいろいろな国と比較してみれば、治安はいい方である。銀行や貴金属店の入り口に自動小銃を構えた警備員なんていない。以下は、タイとマレーシアを中心に、Akkiiiの実体験を交えての論評である。

  タイやマレーシアが比較的治安が良いと言っても、このような警備員の配置が必要なほど、日本と比較すれば治安は良くない。窃盗やスリの発生率は日本の比ではないであろう。建物のベランダを見れば分かるが、オープン・エアの空間は、金網や鉄格子、アクリル板などで、外からの侵入者が入れないように厳重に仕切られ、防御されている。これは、ソウルや香港などでも同じだ。

  ロング・ステイヤー向けのコンドミニアムの紹介のパンフレットを見ると、24時間警備員常駐で安全である旨の説明があったりするが、銃器を携行した警備員を配置した集合住宅が多いのだ。これほど、治安は良くないということなのだ。

また、パンフレットにはプール付きでフィットネス・ジムがあるなどと記載されているが、プールで泳いでいる人はほとんどいない。また、日本人には、衆目を集める屋外プールでは恥ずかしくて泳げないであろう。フィットネス・クラブなら、Akkiiも会員登録しているが、日本の方が衛生的で設備もいい。

  それでも、このような海外で生活したいという意識の背景には何があるのであろうか。それは、日本は物価が高いので、安い海外で生活すれば、経済的に楽に暮らせて贅沢できるという幻想を抱いているからではないだろうか・・・。

  確かにゴルフをするのには料金は安いし、現地並みの食生活に甘んじようと思えば、食費も安くて済む。これは、現地のフードコートや屋台で食事をした場合には、そうであろう。しかし、日本食を食べようとしたら、日本食レストランの料金は高いし、日本の食材を現地のスーパーで買い求めようとしたら、普通は日本の2倍から3倍の値段である。

  交通の利便性を考え、マイカーを持とうとしたら、税金はベラボーに高いし、交通マナーが悪く、日本でゴールド免許を保持していた人でも、ここで安全運転に徹するには相当の困難があるであろう。 割り込み、追い抜き、暴走など、周りの交通は、日本の常識をはるかに逸脱しているのだ。

  それならば、公共交通機関を利用すればいいだろうと思う人もいるかも知れない。ところが、バスのドライバーは平気でタバコを燻(くゆ)らせながら、吸い終わったタバコは平然と窓の外にポイ捨てはするわ、窓の外につばきは吐くわ、である。乗客がバスのステップに乗ったか乗らないうちに、ドアも閉めずにバスを発車させるのは当たり前。

  旅客を乗せていての急ブレーキ、急発進は、日本で第二種免許を所持しているドライバーなら、やむ得ない場合以外はご法度であろうが、これもお構いなしで、日常的である。坂道のヘアピンカーブでも減速することなく、乗客は遠心力で右に左に激しく振られ、いすの背もたれや肘掛に掴まっていないと、振り飛ばされて乗っていられない。

荷物が車内に転がって、あちこち移動してもお構いなし。日本では、荷物を運ぶトラックの運転手だって、絶対にこんな乱暴な運転はしないだろう、と思われるほどである。これは、マレーシアの有名リゾート地、キャメロン・ハイランドの長い坂道での経験だ。

  主要観光地では英語が通じることは多いが、バスのドライバーには、ほとんど英語が通じない。あらかじめ降車場所をドライバーに伝えていても、降車するためのボタンを押すとか、ワイヤーを引っ張るとかの操作をしないと降車場所でバスを停めてくれない。気が付いてクレームを言っても、知らんぷりだ。

  タクシーのドライバーは、混雑している地域に行きたがらない。渋滞している地域の手前で乗車拒否どころか、客をのせたまま運行中止である。そして、タクシー代はけんか腰で請求してくる。また、道を間違えた振りをしたり、知らない振りをしたりして、遠回りするのは日常茶飯事である。その上、タクシーの距離メーターは信用できない。

 

   また、日本に比べ、娯楽も少ない。特に日本の高齢者はテレビ鑑賞が娯楽の1番であるという統計があるが、これらの国では日本語のテレビ放送は皆無であると言ってもいい。テレビは現地語の放送に中国語や英語の放送が一部あるだけであるのが一般だ。なお、日本語のテレビ放送があるとすると、高級ホテルでNHKのニュース中心の海外向け放送が数時間放送されるくらいである。

   そして、コンドミニアムやマンションでは、ペットを飼うことも難しい。マレーシアは、イスラム教国であるから、アルコールはご法度なので、政策的に酒税を高く設定している。そのため酒類の価格が高い。また、宗教柄、犬を嫌う。街で犬を見かけることはほとんどない。タイは、犬が路上に放し飼いでうろうろして、糞がいたるところに落ちているが、犬に手を差し伸べたり、シッポを踏みつけたら、噛み付かれる恐れがある。そして、狂犬病が怖い。   

  これらの現実の海外事情を無視して現地に滞在し始め、現地の生活に馴染めずにいる人たちが多い。そこで現地の日本人ロング・ステイヤー同士で集まり、お互いに困りごとを解決するために協力するという尊い目的の名のもとにコミュニティーを作ったりしている。しかし、これをビジネスと考える人も出てきて、現地では弱者の立場の日本人をターゲットに利益を貪(むさぼ)ろうというビジネスが栄える。

  セカンド・ライフ・ビザやリタイアメント・ビザなどと呼ばれる長期滞在ビザの代行申請費用やコンドミニアムの賃貸料金や売買価額などは、日本人が営んだり、斡旋したりしている日本人向けの事業者に依頼したら費用や価額がベラボーであったりする。現地の相場を狂わせ、高騰させる結果を招いている構図がそこにはあるようだ。その結果、現地の日本人同士の確執や恨みつらみが起き、現地の日本人コミュニティーに亀裂が走るようになったりする。

このようなリスキーで不安定な社会に、日本での快適で安全な生活を捨ててまで入って行こうとするのは、冒険心を満足させ、日常とは違う生活を試みるという「海外旅行」という目的である、というのならば賛同できるし、理解できる。この「海外旅行」のロング・ステイなら大手旅行会社でも募集しているし、Akkiiも暇と金があれば、また、条件が許せば、この程度のロング・ステイなら、時々してみたいと思う。

しかし、現地の生活費が安いから贅沢な生活ができるだろう、などという幻想を抱いて、ロング・ステイをし出せば、必ず後悔することになるであろうから賛同できない。それは、タイやマレーシアの物価も年々上昇し、日本人が現地で、夫婦2人で賃貸のコンドミニアムを借りて満足に生活しようとすれば月々20万円はかかるとも言われているからである。また、現地での生活を途中で投げ出して日本に帰ってきたら、かえって費用が高くかかるであろうからである。    

快適な日本での生活環境は、金には代えられない日本人の貴重な財産なのだ。そして、世界には、日本に密入国してまで、また、不法滞在してまで、快適で安全な、そしてインフラが整っている便利なこの日本で生活したいと考えている人が多いのだ。

今、これらの国で、月5万円とか6万円で快適な生活できますよ、などの宣伝ビデオや案内本が出回っているようであるが、これは日本人を現地に引き入れるための宣伝であり、実際ではない。これらを信じて、海外にコンドミニアムを買い求めたりして、引くに引けないで困っている人が多いのではないかと思う。

  日本の都会の雑踏がいやで、住居費の高いのがいやなのだという人は、日本の田舎に移住することを検討してみたらどうだろうか。田舎暮らしもいいものである。これから海外ロングステイしたり、海外移住したりしようとする人は、この辺をじっくり考え、海外の現地情報を十分に把握し、検討してからにした方がいいであろう。老婆心、いや、老爺心ながら・・・。

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