カテゴリー「ボランティア」の記事

日本語教師は、低収入で非常勤が多い!

    日本語教師という職業を取り巻く現状は厳しい。きのう(8月24日)、朝日新聞東京本社・朝刊第13版第3面の中央部分に『低収入・非常勤「生活できぬ」』の見出しで、日本語教師の現状を解説する記事が載った。あるアンケートの結果、「常勤者だと平均月給は21万1千円」とある。また、『自由回答には「家族は養えない」「国のバックアップが必要」といった訴えが並ぶ』、とある。うなずける内容だ。

なぜ、こうも日本語教師の世上の評価が低いのであろうか。それは、日本語教師が労働市場では供給過剰状態のうえに、そこには、日本語教師を養成する機関が日本語教師を雇う機関を兼ねている、という構図があるからである。その機関は、多くの場合、文部科学省が所掌する学校教育法上の学校ではなく、利益追求を第一義と考える株式会社である。英会話学校で有名だったNOVAは倒産したが、そのNOVAも株式会社であった。

外国人のための日本語学校を開設している株式会社が、日本語教師の養成講座を開設し、そこからも利益を得ようとしている。したがって、そこに日本語教師として雇われても、自分の利益(給料)を高額で得ることは、困難であろう。まして、日本語教師から教えられる側の外国人は、日本よりも給与水準が低い地域から来ている人たちが多いのである。そんなに高額の授業料は支払えない人たちが多いのだ。

これから日本語教師になろうとする人は、ここは、じっくりと考える必要がある。

ワーキング・プアを押してまで、日本語教師になりたいかどうか、また、それを押して続けられるかどうか、をである。

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四川大地震には世界の災害救助隊の派遣を要請すべきだ

中国・四川省の大地震発生から48時間が経過しようとしている。倒壊した建物の中には、まだ大勢の人々が残されているとみられる。メディアの報道では、瓦礫(がれき)の下などから、泣き叫ぶ声や救助を求める声が聞こえているという。

被災現場では降雨により、閉じ込められている人たちの飲み水が偶然に供給されていることも考えられる。その水により、幸運にも生きながらえる人が多いとも考えられる。とするならば、72時間(3日目)までが、人命救助の勝負時であろう。

中国の人民解放軍や武装警察隊が、災害現場で動き回っている映像が世界のメディアに配信されているが、この動きでは、生きている人も踏みつけられ、圧死してしまうであろう。重機で倒壊建物を取り除くには、それなりの適切な方法があるのだ。地震の災害現場での人命救助には、それ相当のノウハウが必要である。人間は鉄屑ではない。救助すべきは生身の人間である。

世界の先進国には、災害救助用の重機を運べる航空機や全天候型ヘリコプターなどもある。また、優秀なレスキュー隊(人命救助隊)や災害救助犬、災害救助ロボット、災害現場調査カメラ(光ケーブル・カメラ)などの備えもあるのだ。また、災害派遣医療チーム(医師団)の用意もあるのだ。

幸いにも、距離的に近い日本や韓国などにも優秀なレスキュー隊や医療チームがいる。中国政府の要請があれば、12時間以内に災害現場にこれらのチームを到達させることも可能であろう。各国では、これらの派遣隊の準備をしているのだ。

その他の世界の各国でも、災害救助隊や医療チーム(医師団)の派遣の申し出を中国政府に行っている。

中国政府は、各国からの救助隊や医療チーム派遣の申し出を快く受け入れて、一刻も早い、適切な人命救助を行うべきである。被災地での人命救助は、災害発生から72時間(3日目)までが勝負である。

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四川省地震の救助は時間との勝負だ!

 中国四川省で5月12日の午後に起きたM7.8の地震は、甚大な被害を発生させている。多くの人々が倒壊した建物の瓦礫の下などに閉じ込められているようである。

 本来、堅固であるはずの小・中学校も倒壊し、多くの児童や生徒たちが瓦礫の下に埋もれていることがメディアの報道で分かっている。しかし、この地域も震源からは、離れた場所である。震源のすぐ近くの情報は、まだ、世界のメディアは把握していないようである。

 日本では、地震の際の救出活動は、時間との勝負であることが今まで起きた各地の地震からの教訓で分かっている。瓦礫の下などに閉じ込められて生存している被災者の生存率が、時間とともに急激に減少するのだ。特に、阪神大震災のときに痛いほどそれが分かった。そして、その教訓から、その後、地震の際の捜索救助活動の技術につき、飛躍的ともいえる進展に結びついている。

 中国政府は、被害情報を包み隠さずに世界に開示し、各国からの支援を要請してでも、可及的速やかに、捜索救援活動を行うべきである。

 地震の際の人命救助は、時間との勝負である。

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本ブログの目的変更について

梅の花が満開となり、枯れ木色の寒かった冬に代わって暖かい春の色が増しつつある。宮内庁鴨場の隣にある越谷梅林公園では、晴れた日にはふくいくと香る梅の花々の間に、人々の談笑の話が咲き、賑わっている。 

長い間、草加にほんごの会の先生と学習者の募集に寄与しようとして開設してきたこのブログも、草加にほんごの会の賑わいが定着したことから、その募集という機能を終了し、今後は、草加にほんごの会としてのお知らせを含め、このブログにはUPしないことになった。 

今まで、AkkiiがこのブログにUPした世の中の事象に対する嘆きや心情の吐露、疑問などの意見や提言などの記事を読んで、つき合ってくれた皆様方には、ここに深謝申し上げる。このブログにUPした固い提言やきつい指摘の意見などを見て、日本語教室に日本語の授業をおそるおそる見にきた人もいるかもしれない。しかし、外国人を相手にした授業では、至って平穏であり、思想信条や政治や宗教の話など全くないことに気落ちした人がいるかも知れない。このブログの難解とも思われる記事は、日本語の先生になろうとする人のスキルを確認し、ミーハーでないことのテストを兼ねるものでもあった。

今後、Akkiiは、草加にほんごの会とは、袂(たもと)を分かち、越谷にほんご勉強会(越谷日本語勉強会)の場で、外国から来た人たちや帰国子女などに対して、日本の慣習や日本文化を含めて、日本語を教えていくつもりである。また、日本語を教える先生方の研究会も行っていく。 

なお、このブログは、Akkiiの嘆きや心情の吐露の場として、また、世の中に対する意見の表出口として、さらには、越谷にほんご勉強会の学習者や先生方の募集の場として、維持していくつもりである。 

今後も、この Merry-akkii のブログをご笑覧いただき、皆様方の忌憚のないご意見を拝聴させていただきたい。また、「越谷にほんご勉強会」のほうも、よろしくお願いしたい。

長い間、草加にほんごの会の皆様方には、たいへんお世話になり、厚く御礼を申しあげます。 

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